まいにち新聞にはかなず丁寧に眼を通すが見落としも多い。あっしにとって面白いのは、固い一面記事でなく一番うしろにある囲み記事だ。今朝こんなことが書いてあった。
爺、おっと、シツレイ(-_-;)、時事通信からのニュースだが、あたらしくEUの大統領に就任されたヘルマン・ファン・ロンパイさん(ベルギー人)がこの4月末、来日されるそうだ。
外国の政治家の来日などいまでは日常茶飯だが、この方の場合はチョッとちがう。なんと俳句を詠まれるのだそうだ。日本人のあっしでさえ、敬遠しているのに。(-_-;)
自身Haikuというサイトまでつくり、寝る前に一句詠まないと、どうしても寝付けないほどの入れ込みよう。もちろん、日本語ではなくオランダ語で作る。あっしも知らなかったが、俳句はオランダ人がヨーロッパに伝えたのだそうだ。
そういえば、デジマのころのオランダ人は偉かった。ご存じだろうか、1803年から17年まで滞日した商館長のドーフは、日本語で詠んだというから驚く。その一例、
春風や あまこま走る 帆かけ舟
『あまこま』とは、ナガサキの方言で、あちこち、の意味だそうである。また、オランダ語の特性で、五七五に作りやすいということもあるらしいが、これは詳しくは、オランダ語の権威、とんぼ先生にでも、聞いてみるほかない。
共同通信の記事によると「オランダ語の句も三つの短い文章に五・七・五の音節があり、独特のリズムを持つ。」という。ちなみに同氏のブログを覗いてみると、あっしにも、たしかにそんな気がしてくる。
ge/le/ paas/le/lies
kleu/ren/ het/ ka/le/ land/schap
knikk/end/ en/ bidd/end
そういわれてみると、五、七、五になっとりますな、何となく。(^_-)-☆
来日時、日本でも俳句を詠むつもりだと云うから、俳人ならずとも、今から楽しみになってくる。
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