副題は 敦厚から斑鳩へ
古代の壁画などに注目して、立体的見取り図や透視図 などの数学原理を探る。幾何画法の歴史ともいえる。 ここで扱われているのは、シルクロードの壁画が主であるが 中国や日本の寺院に描かれた絵画にも及んでいる。
それはともかく 東洋に西洋科学や数学を紹介したのが マテオ・リッチ(Matteo Ricci, 1552年10月6日 - 1610年5月11日) イタリア人イエズス会員・カトリック教会の司祭。中国名は利瑪竇(り まとう、Lì Mǎdòu)。 ユークリッド幾何学の漢文訳である「幾何原本」(1607年)などを刊行、 訳したのは徐光啓である。
「幾何原本」は吉宗のときに日本にも輸入解禁となる。 当時の日本は、こうして中国を介して日本に入ってきた西洋科学もある。
|