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つい最近パリのセーヌ川にかかるポン・デザール、芸術橋と訳されている。その橋の鉄柵に恋人たち、旅行者たちも多いらしいが、愛の証に小さな南京錠をつける(あとで河へ投げ込むらしい)慣わしがあったとは、あっしは初めて知った。
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もしかすると、これってイタリアが発祥かも。フェデリコ・モッチャとかいう流行作家が小説のなかで、ローマのミルヴィオ橋の、三番目の街灯に愛のカギを取り付けて、あとテーヴェレ川にそれを投げ込めばふたりの愛は永遠のものになる、とかなんとかバカなことを云った紋だから、それを読んだミーハーのバカどもが我も我もやったらしい。ところがその量たるや、生易しいものではなかったので、ついに街灯のついた柱もその重みに耐えかねて、あっという間にメリメリメリッと、大きな音を立ててへし折れてしまったとか。←なんでも、真似すりゃいいって紋じゃない。(^_-)-☆
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この慣わしって、ほんとは世界中にあるらしい。日本でも一時あったらしい。フランス、イタリアはもとより、ロシアや、ベルギー、ウクライナ、リトアニアなど、いくらもあるらしい。イタリアもローマだけでなく、フィレンツェ、ヴェネツィアでも。中国では川ではないけど、山の天辺に同じようなのがあるということだ。
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