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[No.15732] カンボジアは誘う 投稿者:男爵  投稿日:2010/09/09(Thu) 22:20
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平野久美子:カンボジアは誘う 新潮社

パリのカンボジア避難民と知り合いになってから
カンボジア料理に親しんだ著者は
やさしいカンボジア人とおいしいカンボジア料理の本を書いた。

ついでに
著者からみたカンボジアの歴史や
ベトナムやタイとの隣国関係のおさらいもしている。
カンボジアもベトナムと同じ運命を受け入れ
清朝の衰退のあと、しばらくフランスの支配を受けた。
そして、フォークとスプーンとフランスパンのパゲットだけが残ったらしい。

香菜(チー)を食べられない日本人は、中国でも東南アジアでも
食事は辛いだろう。
カンボジアでも魚醤(プラホック)は日常の調味料だから、これに慣れることは
カンボジアだけでなく東南アジア全般の食事を美味しく食べる秘訣だろう。
たが、若者のプラホック離れも進んでいることを、この本では書いてある。

番外編として昆虫料理がせ紹介されている。
 ハチノコ、蚕の蛹、コオロギ、バッタ、アリ、マズスマシ
 生姜汁と醤油で甘辛く煮たハチノコ、タランチュランの炒り辛煮

カンボジアにおいても華僑や客家の経済力はたいしたもので
だから、都会で裕福な生活をおくっていたのが
ポル・ポト政権下で強制的に地方に移転させられ
命を奪われたものも少なくなかったようである。

この本を読むと
もう旅行者にとって
地雷の心配はないらしい。
もっとも自分勝手に歩き回ると危険だろうが。


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