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[No.15780] Re: 鈴木明:日本畸人伝 投稿者:   投稿日:2010/09/19(Sun) 23:20
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> 鈴木明:日本畸人伝 明治・七人の侍  光人社  2000

 あっしはこの方面にも疎いのですが、いわゆる価値観の多様化かなんかで、一時奇人書ブームのようなものがあったのではないでしょうかね。気をつけて見ると、結構似たような題の本がありますね。

 出版界ではよくそうしたキャンペーンのようなものをやるようですね。あっしも、前にあった文章読本ブームのようなものはおぼろげながらも記憶していますが…。

 鈴木明というひとの「日本畸人伝」というのは初めて知りました。この本を出した光人社というのは、戦記物などをよく出す出版社ですね。この本は副題に明治・七人の侍とあるので、登場人物はみな侍なのですね。刊行は2000年10月なので、この手の本としては、新しい方ではないでしょうか。

畸人と云う字を使ったものはだいぶ昔からあります。森まゆみの、1995年刊行のも「明治東京畸人伝」、中野三敏も「新畸人伝」ですが、陳舜臣のも「中国畸人伝」です。でも一番最初に使ったのは、1790年刊行の「近世畸人伝」でしょうね。

 駒田信二の方は「奇人伝」ですが、このなかには作家の木村荘太や柔道の嘉納治五郎などがはいっています。中江克己さんのは、「大江戸<奇人変人>かわら版」です。

 でも、やっぱ奇人とやると、すぐ世間の人は変人を連想し、マイナスイメージになる
ので近頃は作家も編集者も、意識して、この字を使いたがるのでは。(^_-)-☆


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