私の住む宮崎県の沿海地域は、年中無霜地帯があるほど冬温暖である。冬季の日照時間も全国で3指に入るほど太陽に恵まれている。まさしく、日向の国である。そこで、近年、ハウス栽培で熱帯の名果リンゴマンゴーの栽培が盛んに行われ「太陽のたまご」とネーミングされ全国に出荷されている。
まさしくその味は、「太陽のたまご」にふさわしく芳醇な香り甘味ともにトロピカルなフアンタジックな味がする。晴れた日の暖かい日には、燦々と太陽の光が、ハウスのマンゴーの果実に降り注ぐ。夜はしかし、加温しなくてはならないので、お値段も高い。極上品は2個入りで1万円もする高級な果物である。
しかし、我々庶民は、1個2千円程度の中級品しか味あうことが出来ないが、それでも結構トロピカルな味は十分堪能できる。宮崎マンゴーは、完熟するまで木に成らして置くため熟してくるとネットで落ちないように保護するのである。すなわち完熟マンゴーである。
私は、戦前台湾で生まれ育った。マンゴーの木は殆んどの家庭にバナナの木とともに、植えられており、馴染みの深い美味しい果物であった。最もそのころは、南米原産のリンゴマンゴーは存在せず、大人のこぶしよりやや大きい程度の小ぶりのマンゴーだったが、リンゴマンゴーに劣らず美味しかった。完熟して木から落ちてるマンゴーが抜群に美味しかった記憶がある。
ともあれ、宮崎名産のリンゴマンゴーも凄く美味しい、、、私にネーミングさせれば、、、「太陽の雫」であろうか、、、機会あれば是非味わって欲しい逸品である。
|