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[No.196] 老舗だらけの街・佐倉〜9 投稿者:   投稿日:2010/01/25(Mon) 21:07
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老舗だらけの街・佐倉〜9
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 子供のころからずっとお世話になりっぱなしの布団。普段はもう意識さえしていないが、このほかほかと暖かく、懐かしい語感のある布団をこの店は扱っている。

 店舗が駅から大分離れているのであまり目立たないかもしれないが、先述の蕎麦屋「川瀬屋」より更に奥まったところ、弥勒町という所にそれはある。

 以前は、道路を隔てたまん前に店があったが、そこは今では市の有形文化財・三谷家住宅(平成13年登録)となっている。向かって右側の袖蔵は明治時代の創建で、もう130年近く経っているという。当時から呉服は扱わず、太物といわれる綿、麻織物のたぐいを商っていたらしい。

 また、この店とは別に、市の中心部の方に、三谷家の親戚にあたる人たちが洋品店や和装品の店を出している。


[No.197] Re: 老舗だらけの街・佐倉〜9 投稿者:   投稿日:2010/01/25(Mon) 21:13
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Re: 老舗だらけの街・佐倉〜9
画像サイズ: 560×420 (50kB)
現在の店舗。側面を写したのであまりキレイには上がらなかった。(-_-;)


[No.198] Re: 老舗だらけの街・佐倉〜9 投稿者:   投稿日:2010/01/25(Mon) 22:35
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Re: 老舗だらけの街・佐倉〜9
画像サイズ: 420×560 (60kB)
全部ではないが、老舗はこうした幟のようなものを店先に出しているところが多い。必ず創業百何年と書いてある。

ここは創業明治5年と云うからかれこれ140年近くにもなる。営業年数のほか、江戸に負けていないという意味か、「江戸まさり」などと紺地に染め抜く店もある。現当主は三谷博道さんと云い、初代から数えて4代目に当たるよし。創業当時は近くに綿の畑もあったという。二代目が偉かったそうで、千葉県で初めて動力の機械を使い出した。手動では1時間に2〜3貫しか出来なかったのが、動力を使った「前切り」では、同じ時間にその約10倍の20貫もの綿が出来たそうだ。

 昔は弓を使って綿を打つ綿打ち職人と云うのがあったらしいが、そのときの弓なども残念なことに今ではまったく残っていないらしい。社長さんはそんな面白い話をいろいろと聞かせてくれた。