[No.75]
Re: 中島敦著「山月記」
投稿者:
投稿日:2010/05/03(Mon) 09:30
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唐辛子 紋次郎さん、おはようございます。
> これは素晴らしい作品。ぜひ一度読んで頂きたい。しかも今年の干支、トラの話である。というより、もと人間(=詩人)であった虎の悲しい物語である。
私見によれば(あまり読書家ではないけれど)、「山月記」は
日本文学上、比類の無い(少しオーバーかな)傑作だと考えます。
隠居所へ移るとき、愛蔵書の大方は泣く泣く処分(寄付)したの
ですが、俳句関連の書物と、どうしても再々読したい数冊の本は
手放しがたく持ってきました。
その中に中島敦著「山月記」があります。
虎になってしまった主人公を自分の越し方と重ね合わせて、エラク
“感極まって”、時々は落涙です。(ホントです)
桐子