1948年小学4年の時の思い出です。当時神戸に住んでおりました。 当時まだ食糧難で夏休みは農家だった広島県の母の実家へ1人行き 食事だけは不自由なく過ごしてりました。 子供が持てる程度のお米をお土産としてもって帰省途中 鉄道公安官によるヤミ米の取り締まりがあり、ヤミ米輸送の一味と間違われ 三ノ宮駅の鉄道公安官室へ連れていかれました。 電話も少なくご近所のお金持ちの電話を使わせていただくのが当たり前の時代でしたが なんとか家に連絡がついて、母親が貰い下げに来てくれ無事解放されました。 私の人生で唯一警察に連れて行かれ留め置かれた記録で、ほろ苦い思い出です。 小学4年で6時間もの1人旅をした私もしっかりしていたと自画自賛しますが それ以上に一人旅を許した親を偉いと思っております。 ただ息子が警察に連れて行かれたのは痛恨の思い出だったようで 「あの時はつらい思いをさせた」死ぬまで悔んでおりました。
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