ほんとうは三木鶏郎だが…。このひと作詞から作曲までひとりでやっちゃうだけでもスゴイんですが、恐れ多くも、日本コマソンの開祖でもある。
作曲数は数知れず。有名なやつで今でもときどき口ずさむのに「僕は特急の機関手で」というのがあり、こいつは紋句なしの傑作だと思う。
『僕は特急の機関手で/ 可愛い娘が駅毎に/いるけど三分停車では』キスするヒマもないと嘆く機関手のぼやき歌。当時非常にユニークだと感じた。それに、最後の「ウウウウウウウウ ポポ』がまた良かった。
もうひとつ。中村メイ子が唄って大ヒットした「田舎のバス」。
『田舎のバスはおんぼろ車/タイヤはつぎだらけ/窓はしまらない』で始まり、田舎弁丸出しのセリフ入りが滅法面白かった。たとえば、アンレ、マ、/このタイヤ/つぎの方が多いでねっか」とか。とにかく全編、この調子で、聴取者に大受けしたのを覚えている。(^_-)-☆
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