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[No.6737] 世にも美しき数学の公式 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/10(Wed) 00:34
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私は、ヒョンなきっかけから小川洋子著「博士が愛した数式」(新潮文庫)を読んだ。
読んで驚いたのは小川洋子さんが作家であるにもかかわらず、数学に詳しいことであった。
その詳しさはハンパではないのである。
で、いろいろ調べてみたら、その後ろに大数学者:藤原正彦(父は作家新田次郎、母は俳人藤原てい)がいることがわかった。

その藤原氏がいう言葉によると「数学は美しくなければならない」が一番の要素らしい。

私はそのような観点から数学をみたことはない。

で、小川洋子・藤原正彦の対談集「世にも美しい数学入門」(筑摩書房)を呼んでみた。

その中から「この世の中で一番美しい数学の公式」は

「三角形の内角の和は180度である」

この中学生でも知っている公式が「1番」なのである。

理由は、公式がシンプル、三角形に条件がない、180度は360の半分である、この公式は永遠の真理で、地球が爆発して消滅しても、この公式は生きている、などであった。

しかし、この公式を誰が発見し、誰がこの公式がすべての三角形に通用する真実であることを最初に証明したかは明らかでない。

なお、私が数学の研究に興味を持つようになったのは、キッカケがある。
私の家の3軒先に元某大学の数学教授がいて、自治会の懇親会でたまたま隣同士になり、「物理や化学は研究の余地があるとおもうのですが、今更数学で研究することなどあるのですか?」と聞いたところ、「まだまだ、解明されていないことが沢山あるのですよ」と笑いながら話してくれました。

今日のまとめ

 この世で一番美しい数学の公式「三角形の内角の和は180度」

                              つづく


[No.6739] 世にも美しき数学の公式2「完全数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/10(Wed) 23:16
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完全数:自分自身の数以外の約数を足すと自分自身になる。
    1番小さい完全数は6:6の約数は1,2,3 :1+2+3=6
    次の完全数は28:1+2+4+7+14=28
    3桁の完全数は496、4桁では8128

    この4桁まではギリシャ時代に発見されていたそうだ。
    その次の完全数は8桁になるらしい。

    その次の完全数はどうなのか、もう分かっているのか、現在探している最中なのか
    この本には書かれていないが、いずれにしても、このようなことを追求していくのが
    数学の学問らしい。

    こんなことを発見して何になるのか。
    何にも役に立たないことを研究するのが学問であるそうだ。

    だから初期の大学には物理学部や工学部のように、すぐ社会に役立つ学科はなくて
    哲学、美術のように人間の精神に影響を与えるものしか
    学問として認められなかったらしい。

今回のまとめ:
    完全数:自分自身の数以外の約数を足すと自分自身になる数字。(例)6、28

                             つづく


[No.6741] Re: 世にも美しき数学の公式2「完全数」 投稿者:オアシス  投稿日:2014/09/11(Thu) 07:55
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多摩のけんさん、お久しぶりです。こんにちは。

いつもいろんな話題、写真の書き込み 楽しませてもらってます。

今日のテーマ、とっても興味ありです。
こんごとも 宜しくお願いします。

                    オアシス



> 完全数:自分自身の数以外の約数を足すと自分自身になる。
>     1番小さい完全数は6:6の約数は1,2,3 :1+2+3=6
>     次の完全数は28:1+2+4+7+14=28
>     3桁の完全数は496、4桁では8128
>
>     この4桁まではギリシャ時代に発見されていたそうだ。
>     その次の完全数は8桁になるらしい。
>
>     その次の完全数はどうなのか、もう分かっているのか、現在探している最中なのか
>     この本には書かれていないが、いずれにしても、このようなことを追求していくのが
>     数学の学問らしい。
>
>     こんなことを発見して何になるのか。
>     何にも役に立たないことを研究するのが学問であるそうだ。
>
>     だから初期の大学には物理学部や工学部のように、すぐ社会に役立つ学科はなくて
>     哲学、美術のように人間の精神に影響を与えるものしか
>     学問として認められなかったらしい。
>
> 今回のまとめ:
>     完全数:自分自身の数以外の約数を足すと自分自身になる数字。(例)6、28
>
>                              つづく


[No.6744] Re: 世にも美しき数学の公式2「完全数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/11(Thu) 20:37
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オアシスさん、本当にお久しぶりです。お変わりありませんか。

> いつもいろんな話題、写真の書き込み 楽しませてもらってます。

   ありがとうございます。
   老化防止のため、気まぐれに文章を書いています。

> 今日のテーマ、とっても興味ありです。

   メロウにも数学の大家がいて、読まれると恥ずかしいですね。
   オアシスさんなら大丈夫(失礼! 笑い)
   お金を数えるのには強いんだ。やはり数字に関係していますね。(^_^)v

> こんごとも 宜しくお願いします。

   こちらこそ、数字の話など面白くない、と言って見放さないで下さい。

                             多摩のけん
                        


[No.6747] 世にも美しき数学の公式2「完全数」(補足) 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/11(Thu) 21:45
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補足します。

>その次の完全数はどうなのか、もう分かっているのか、現在探している最中なのか
>この本には書かれていないが、

   原著(?)の「博士の愛した数式」を読み直したら
   
   完全数「8128」の次は「33550336」
   その次は「859869056」

   と出ていました。
   普通の小説に、このような数字がでてくるのはおどろきですね。

また、ついでながら、完全数は、自然数の和にもなっています。

   6=1+2+3
  28=1+2+3+4+5+6+7
 494=1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14+15+16
        +17+18+19+20+21+22+23+24+25+26+27+28+29
          +30+31+32     

                                 多摩のけん


[No.6749] 世にも美しき数学の公式3「四角数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/11(Thu) 21:49
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世にも美しき数学の公式3「四角数」
画像サイズ: 480×740 (78kB)
前回、数字の羅列で頭が痛くなったので、今回は図を見れば一目瞭然の四角数(視覚数?)です。

四角数(奇数の和:図に示したように、奇数の和は美しい定理で求められます。

             つづく                


[No.6750] 世にも美しき数学の公式4「ビュッフォンの針」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/12(Fri) 00:11
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世にも美しき数学の公式4「ビュッフォンの針」
画像サイズ: 640×480 (62kB)
ビュッフォンの針とは、18世紀の博物学者ジョルジュ=ルイ・ルクレール、コント・ド・ビュッフォンが提起した問題です。
地面に、平行な直線を数本引き、そこに針をランダムに放り投げた場合、2本の直線と針が交差する割合はどのようになるかという問題です。

これがπ(円周率)と関係があるのですね。
その割合は1/πになるのですね。

コンと55号の欽ちゃんじゃないけれど、なんでそうなるの! といいたいですね。

                  つづく


[No.6751] 世にも美しき数学の公式5「友愛数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/12(Fri) 00:40
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軽い話が続いたので、今回は少しややこしい話です。

友愛数:2個の数字が特別な関係にある2組の数字です。

    例:220と284

    220の自分(220)を除いた約数:1、2、4、5、10,11,20,22,44,110
    この和は284

    284の自分を除いた約数:1,2,4,71,142
    この和は220

   世の中には、このようなことを探す人がいるのですね。
   このような組合せが何組あるのか、まだ分からないそうです。

                                つづく


[No.6755] 世にも美しき数学の公式6「素数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/12(Fri) 23:28
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「友愛数」に続いて、数字の羅列の話です。

6.素数:

素数は1と自分以外の数では割れない数字である。
   具体的には、100以下の数字では、2,3,5,7、11,13,17、19、23,29、
   31、37、41、43、47、53、59、61、67、71,73、79、83、89、97
   の25個である。

   当然のことながら、先頭の2以外はみんな奇数である。
   11、13や17,19など隣り合っている素数を「双子素数」と言うそうだ。

   素数が無限にあることは証明されているが、現在判明している素数の最大値は
   分からないそうだ。
   また、誰かが新しい素数を発表した場合、それが素数であることを素数である
   ことを証明するのが難しいらしい。

   数字の桁数は無限で、憶とか兆などは小さい方だそうだ。

   ここで思い出したのが、ギリシャ時代の数字は例の「ローマ数字」で
    1はI
    5はV
    10はX
    50はL
    100はC...
   である。
   これは、記号であって、計算はできない。

   で、どうやって計算したかというと、天才は頭の中で計算したそうだが、
   アラビア数字がない時代、どのようにしたのだろうか?
   その頃は「0」(ゼロ)もなかったのである。

                    つづく

                     


[No.6757] 世にも美しき数学の公式7「自然数の和」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/12(Fri) 23:57
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世にも美しき数学の公式7「自然数の和」
画像サイズ: 600×900 (91kB)
7.自然数の和を求める法

数字の羅列が続いたので、また、図による簡単な公式の誘導です。

図に示したように、黒丸を三角形に積み上げていくと、自然数(1,2,3,4...)の和になる性質がある。
この性質を利用して自然数の和を求めるのである。
三角形を2個くっつけて、後で2で割るというのである。

れわれが高校時代習った公式は、公式の丸暗記だったのか、公式を導きだしたのかは覚えていない。
少なくとも、三角形は使わなかったと思う。

元数学の先生がいたら教えて欲しい。

                   つづく


[No.6758] 世にも美しき数学の公式8「ルース=アーロン・ペア」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/13(Sat) 10:59
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8.ルース=アーロン・ペア
ルース=アーロン・ペア とは、2つの連続した自然数のそれぞれの素因子の総和が、互いに等しくなる組のことである。
非常に少なく、20000 以下では26 組しか存在しないのである。
素因数とは、自然数の内、ある自然数の約数になる素数である。

 例:714と715

    714=2×3×7×17
    715=5×11×13

    素因数の和:2+3+7+17=29
          5+11+13=29 

で、ルースとはベーブ・ルース、アーロンはハンク・アーロンで共にアメリカの野球選手。
 べーブ・ルースのホームラン数が通算714本。
 ハンク・アーロンのホームラン数が通算715本。

 二人が打ったホームラン数が、なんで数学の対象になるのでしょうね。

                              つづく


[No.6759] 世にも美しき数学の公式9「円周角の性質」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/13(Sat) 23:25
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世にも美しき数学の公式9「円周角の性質」
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9.円周角の性質

図に示したように、円に内接する三角形の頂角の内角はすべて等しい。
図形的にも美しい。
表題にもあるように、数学は美しくなければならないのです。

これは、高校時代、幾何で習ったような気がしますね。
このように、知っている項目が出てくると、何故かホッとします。

                            つづく          


[No.6760] 世にも美しき数学の公式10「自然数の和を求める法2」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/14(Sun) 22:47
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世にも美しき数学の公式10「自然数の和を求める法2」
画像サイズ: 800×600 (80kB)
10.自然数の和を求める法2

7.では、自然数の和を三角形を使って求めたが、ここでは数式を使って求める。

1〜10の和を求める場合、2桁の10は別にして、1〜9を考え、この中央は5でこれが9個の平均値と考える。
5×9=45 これに10を加えて55となる。

藤原氏は、小学3年生の時、この計算をして大変褒められ、それがキッカケで数学者になったそうである。

ガウス(ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス:1777年 - 1855年:ドイツの数学者、天文学者、物理学者)は、1から100までの数字の和を求める宿題を出され、図に示したように、1〜100と100〜1を足すと、どの数字も101になる方法で和を計算した。

この方法から、一般式 n(n+1)/2 が誘導できる。

                      つづく


[No.6761] 世にも美しき数学の公式11「ノーベル数学賞」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/14(Sun) 23:48
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世にも美しき数学の公式11「ノーベル数学賞」
画像サイズ: 600×800 (97kB)
11.ノーベル賞に数学賞はない

ノーベル賞には、科学賞や物理賞があるが、数学賞はない。
理由は諸説あるようだが、一番有名なのは

ノーベルはソーニャ・コワレフスカに恋をしたが、大数学者ミッタク・レフラーも彼女に恋をしていた。
もし、数学賞を作れば、レフラーが受賞するに決まっているので、作らなかった。

というのである。

偉大な学者も、男女の問題は俗人と同じのようである。

                  つづく


[No.6762] 世にも美しき数学の公式12「円周率πの不思議」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/15(Mon) 01:13
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世にも美しき数学の公式12「円周率πの不思議」
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12.円周率πの不思議

 4.「ビュフォッンの針」でも、意外なところに円周率πが出てきたが、円に全く関係のない他のところにも頻繁に顔を出す。

図1 1から1/奇数を引いたり、足したりするとπ/4になる。

図2 1/自然数の4乗を足していくと、πの4乗/90になる。

図3 1/自然数の2乗を足していくとπの2乗/6になる。

図4 偶数の2乗/奇数の2乗の積はπ/2になる

このような変な公式はどのようにして発見するのだろうか。
変な公式ではあるが、式の形態は整然としていて美しい。

本には、この公式に限らず「天才の閃き」によりいろいろなことが発見される、とかいてあった。

                   つづく


[No.6764] 世にも美しき数学の公式13「日本での円周率の研究」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/15(Mon) 02:03
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世にも美しき数学の公式13「日本での円周率の研究」
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13.日本での円周率の研究

日本でも江戸時代から円周率に関する研究が行われていた。
前稿の1.1から1/奇数を引いたり、足したりするとπ/4になる公式は、何と江戸時代に日本の建部賢弘が発見したのである。

江戸時代の数学者で有名なのは関孝和であるが、関は円に内接する多角形と外接する多角形を書いて(図右)、円周率の小数点以下12桁まで正確に計算した。

円周率とは関係ないが、関は「行列式」を世界で最初に発見している。

日本では「和算」で微分、積分に似た研究も、すでに行っていたそうである。

                     つづく


[No.6768] 世にも美しき数学の公式14「『0』の発見」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/15(Mon) 22:20
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世にも美しき数学の公式14「『0』の発見」
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14.「『0』の発見」
6.「素数」のところでも述べたが、当時ヨーロッパでは「−」(マイナス)はあったが、「0」(ゼロ)はなかったのである。
マイナスは「借金」だから、その概念は理解できた。
しかし、「0」は単に「エンプティ」なので数ではなかった。
小鳥が枝に1羽とまっていたら「1」であるが、飛び去ったら、「もうなにもない(エンプティ)」である。
「0羽の鳥がいる」「1−1=0」の概念はない。

0を発見したのは、インド人であった。
インドは哲学が進んでいたので、「0」の概念をスンナリ受け止めたらしい。
数や量を123のような形で表示することをはじめたのもインド人らしい。

素晴らしいことに、この「0」を数字の中に加えても、今まであった数式や定理に影響を与えなかったことである。

ヨーロッパ人が、アラビア数字(本当はインド数字と言うべき)を採用したのは、ルネッサンス以後なので、ずいぶん遅い。

             つづく


[No.6769] 世にも美しき数学の公式15自然数の2乗の和を求める方法「」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/15(Mon) 23:15
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世にも美しき数学の公式15自然数の2乗の和を求める方法「」
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15.「自然数の2乗の和を求める方法」

「自然数の2乗の和」とは、図の1行目の左である。

で、そのあと、取り敢えず手計算で実数を出し、元の自然数との「比」を出したりするのは、研究者の試行錯誤の結果であって、最初から、そうすればよいとわかっているわけではないらしい。

このように試行錯誤することを、研究者の間では「数字をころがす」と言うそうだ。
しかし、まったくアテもなく試行錯誤するわけではなく、既に確立している定理・公式などと比較しながらやるらしい。

掲題の方法が、どのようにして導き出されたかは、読者自身で確認して欲しい。

少々頭が痛くなり、目がチカチカしてくるが、当方は責任は負いません。

頭痛く、目チカチカだけど、この公式を導入する過程は美しい。

            つづく


[No.6770] 世にも美しき数学の公式16「自然数の3乗の和を求める方法」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 20:26
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世にも美しき数学の公式16「自然数の3乗の和を求める方法」
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16.「自然数の3乗の和を求める方法」

ホラ、早速15.の類題が出てきた。
このような場合は、すぐ15.の「2乗の和」を参考にするとよい。

図下の<2>では、「四角数」を利用している。
「四角数」については、3.で述べた。

               つづく


[No.6772] 世にも美しき数学の公式17「ピタゴラスの定理」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 20:48
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世にも美しき数学の公式17「ピタゴラスの定理」
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17.「ピタゴラスの定理」

頭が痛くなり、目がチカチカする公式が続いたので、万人が知っている「ピタゴラスの定理」を取り上げた。

参考書の「世にも美しき数学入門」には、ピタゴラスの名前程度しか記載されていないが、あまりにも有名なので、ことさら話題にする必要もないだろう、と思ったのではなかろうか。

ピタゴラス(紀元前582年 - 紀元前496年)は古代ギリシアの数学者、哲学者である。
今から2500年も前に、このような定理を発見したことに驚嘆するばかりである。

それにしても、美しい定理ではないか!

                 つづく


[No.6775] 世にも美しき数学の公式18「幾何と代数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 21:39
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世にも美しき数学の公式18「幾何と代数」
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18.「幾何と代数」

図のように、正方形を斜めに切ると、斜辺は√2になり、無理数になる。(図左)
斜辺を1にすると正方形の1辺が√1/2 になり、やはり無理数だ。(図右)

で、これでは代数(数学)では説明しにくいので、図形は幾何でやりましょう、と言うことになったそうだ。

図形は美しいが、無理数が出てきたので、幾何を分離してしまったのは、なにかご都合主義のような気がしないでもない。

蛇足だが、無理数とは、有理数ではない実数、つまり分子・分母ともに整数である分数(比)として表すことのできない実数を指す。
実数は非可算個で有理数は可算個であるから、ほとんど全ての実数は無理数である。

この蛇足、われわれ素人には、何を言っているのかサッパリわからない。

                つづく


[No.6776] 世にも美しき数学の公式19「最大の素数」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 21:43
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世にも美しき数学の公式19「最大の素数」
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19.「最大の素数」
6.で素数は1と自分以外の数では割れない数字で、現在判明している素数の最大値は分からないそうだ、
と書いたが、現在判明している最大の素数は、図に示した数字である。

この数字の読み方は知らないが、億や兆では表現できない。
何しろ、630万桁以上になるそうだ。

              つづく


[No.6777] 世にも美しき数学の公式20「醜い定理1」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 23:11
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世にも美しき数学の公式20「醜い定理1」
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20.「醜い定理1」

掲示した題に反する公式である。

1以外の数字で各桁の数字の3乗を足すと元の数字に戻る数字は、何桁であろうと
153、370、371、407の4個だけである。

これは、藤原正彦先生が発見した定理である。
何故、これが醜いのか私には分からないが、藤原先生がご自身で醜いと仰っているのである。
数学者のセンスで、そのように感じるのであろう。

          つづく


[No.6778] 世にも美しき数学の公式21「醜い定理2」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 23:15
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世にも美しき数学の公式21「醜い定理2」
画像サイズ: 640×480 (44kB)
21.「醜い定理2」
これも藤原先生が発見した定理である。

数字「1729」の各桁を足すと19になる。
19を逆転して91とし、これに元の19をかける。
  
  91×19=1729 (元の数字)

「1458」も同じ性質を持つ。

1より大きな数で、このような性質を持つような数は、どんな大きな数になっても、上記に2個しかない。

            つづく


[No.6779] 世にも美しき数学の公式22「オイラーの公式」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 23:22
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世にも美しき数学の公式22「オイラーの公式」
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22.「オイラーの公式」
レオンハルト・オイラー(1707年 - 1783年:数学者・物理学者、天文学者、スイス生れ)の有名な公式である。

自然対数の底eの虚数i乗、円周率π乗したものに「1」を足すと「0」になる、と言うのである。

これが何を意味するのか、凡人にはサッパリ分からないが、公式としては美しい。
1を足して0になるところが何とも言えない。

 蛇足:自然対数の底 e = 2.71828 18284 59045 23536 02874 71352  以下無限

美しい公式が出てきたところで、終ることにします。

                おわり               


[No.6780] 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/16(Tue) 23:27
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世にも美しき数学の公式「謝辞」
画像サイズ: 640×480 (58kB)
謝辞
難しい数学を平易に解説して下さった、藤原正彦先生、小川洋子さんに厚く御礼申し上げます。

また、私の下手な文章にお付き合い下さった読者の皆様の忍耐力に敬意を表す次第です。

何か感想のレスをつけて下さると、書いた者として、これ以上の喜びはございません。

              多摩のけん                 


[No.6781] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:Pan  投稿日:2014/09/19(Fri) 15:36
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多摩のけんさん、こんにちは。

 殆ど意識から消えていた数学の世界で遊ばせて頂きました。

 聞き始めのことも多く、ついて行けないことが殆どでした。

「博士が愛した数式」と言う映画を見たことも思い出しましたが、
中身は思い出せません。(^-^)

 数学と云えば咄嗟に思い出すのは「岡 潔」先生です。

 学生時代に直接或いは間接的にあの先生の言葉に触れることが
多かったので「数学の美しさ」と云う言葉だけは染みついています。

 岡先生は「情緒」「前頭葉」の事も良く話題になさっていました。
 他は殆ど忘れていました。


<素数>
>何しろ、630万桁以上になるそうだ。

 ウ〜ン、自然数が無限に続くのだから素数も無限にあるかと、何
の気なしに思ったのですが、それを証明するまでは、そうとは断言
出来ないことに気が付きました。

 この部屋は簡単な感想だけ書く部屋らしいのでこの辺にしておき
ます。



  ***** Pan *****


[No.6782] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/20(Sat) 00:58
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Panさん、こんにちは。

>「博士が愛した数式」と言う映画を見たことも思い出しましたが、
> 中身は思い出せません。(^-^)

   これ、映画化されたのですか! 知りませんでした。
   小説を読んでも難しい数式が出てきて、驚きましたが、小川洋子さんが彼女の文学的センスで
   それを素人の読者にも理解できるような表現にしていました。

   しかし、活字だから難しい数式も印刷できるし、読者もじっくりと時間をかけて読むことができますが、
   映画のように流れていくメディアでは、どのように表現するのでしょうかね。

>数学と云えば咄嗟に思い出すのは「岡 潔」先生です。

>学生時代に直接或いは間接的にあの先生の言葉に触れることが
> 多かったので「数学の美しさ」と云う言葉だけは染みついています。

   岡 潔 先生に直接触れる機会があったのですか! それは凄い!

>岡先生は「情緒」「前頭葉」の事も良く話題になさっていました。
>他は殆ど忘れていました。

   数学は「情緒」が大きな要素であることは、私は今回初めてしりました。
   今までは、数学は計算をする、無機質な学問とおもっていました。

   とにかく「文集」に相応しい話題かどうかを気にしながら、このような話題は読んで下さる人はいない
   だろうと思いはがら、書き続けてきました。

   お読みくださってありがとうございました。

                               多摩のけん


[No.6783] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:Pan  投稿日:2014/09/20(Sat) 09:10
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多摩のけんさん、こんにちは。

>   これ、映画化されたのですか! 知りませんでした。

 私はその本の事を知りませんでした!

今「博士が愛した数式」で検索したら、映画の事が簡単ですが出ていました。

 それを読んで大筋は思い出しました。(^-^)

 数学と聞くだけで蕁麻疹の出る人でもこの映画は面白いと思いますよ。

http://urx.nu/c8TJ

  寺尾聰さんが主役でDVDも簡単に入手できそうです。

>   数学は「情緒」が大きな要素であることは、私は今回初めてしりました。
>   今までは、数学は計算をする、無機質な学問とおもっていました。

 数学に大事なのでは無く、人間にとって大事なものと云う意味だと思います。


   ***** Pan *****


[No.6785] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:まや  投稿日:2014/09/20(Sat) 15:09
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Panさん & 多摩のけんさん、こんにちは!

> >   これ、映画化されたのですか! 知りませんでした。
>
>  私はその本の事を知りませんでした!
>
> 今「博士が愛した数式」で検索したら、映画の事が簡単ですが出ていました。
>
>  それを読んで大筋は思い出しました。(^-^)
>
>  数学と聞くだけで蕁麻疹の出る人でもこの映画は面白いと思いますよ。
>
> http://urx.nu/c8TJ
>
>   寺尾聰さんが主役でDVDも簡単に入手できそうです。

 私は面白いと思いました。ツタヤで借りて観て、今いる施設での映写会で
も観て面白いと思ったので、以前住んでいた地区の町内会の集まりにももって
いって映写会をしました(*^-^*)・・・どう受け取ったかは不明ですが・・・。

まや


[No.6794] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/20(Sat) 21:39
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まやさん

>  私は面白いと思いました。ツタヤで借りて観て、今いる施設での映写会で
> も観て面白いと思ったので、以前住んでいた地区の町内会の集まりにももって
> いって映写会をしました(*^-^*)・・・どう受け取ったかは不明ですが・・・。

  それは、今回、この話が話題になってからですか?
  そうだとすると、ずいぶん手回しがいいですね。

  実は、こんな数学の文章など読んで頂けるのか、しかし書き始めたからには、
  途中で止められないので、取り敢えず1段落するところまでは書いてしまおうと、
  不安にさいなまれながら書いていました。
  最後の9月16日など1日に7編もアップし、お詫びのしるしに「謝辞」を書いて、
  脱兎のごとく逃げました。

  ところが、みなさまに読んで頂いていたことがわかり、感激しています。
  本当にありがとうございました。

                                  多摩のけん 
  


[No.6798] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:まや  投稿日:2014/09/21(Sun) 17:05
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多摩のけんさん

> >  私は面白いと思いました。ツタヤで借りて観て、今いる施設での映写会で
> > も観て面白いと思ったので、以前住んでいた地区の町内会の集まりにももって
> > いって映写会をしました(*^-^*)・・・どう受け取ったかは不明ですが・・・。
>
>   それは、今回、この話が話題になってからですか?
>   そうだとすると、ずいぶん手回しがいいですね。

 話題になる前か、後か? いきさつは下記の通りです。

 私が最初にツタヤでDVDを借りてきたのは昨年だったような? でも、最初は
私の個人的好奇心からDVDを選んだのだと思います。

 私が(女性らしくない、と思われている)数学大好き人間だということはもうど
こかに書いたような? ソロバンが得意な小学生時代を経て、中学高校の数学には
非常に優秀な先生がいらしたお蔭でほとんど満点の成績を取っていましたから、文
系に進みはしたものの頭は天文学にでも進みたい状態でした。

 そんなこんなで、以前住んでいた町内会の集まりというのが、私がけしかけた関
係もあって、引っ越し後も運営などを援助するために出かける羽目に。市から地区
ごとに奨励されている○○体操をするのが本来なのですが、会員の出席奨励のため
にときどき「映画を観る」計画をしていて、その映画の係りが私・・・そのために
ツタヤ(会員になっている)に出かけるのです。

 そして(昨年かな?)何気なく棚を見ていてタイトルから選んだのが、この一本。
でも、持ち帰って自分で見て、老人会には向かないと判断して見送っていました。

 そうしたら、今年になって、私が今いるケアハウスの映画の時間に上映したので
す。入居者は途中から出て行って、最後まで観たのは私のほか一人しかいませんで
したが・・・それでも、私は「ケアハウスで選ぶくらいなら・・・」と思って前述
の地区の老人会で上映してみようということにしたのです。

 ですから、多摩のけんさんが今度の書き込みを始められる前のことでした。
 多摩のけんさんの書き込みは途中から読み始めて「あれ?」と思って最初から読
み直しました。そして多摩のけんさんが大変な頭脳の持ち主だということを再認識
した次第です。面白い話をありがとうございました。
 面白い話がありましたら、またアップしてください。お待ちしています。

まや


[No.6788] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:七君  投稿日:2014/09/20(Sat) 16:19
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Panさん、多摩のけんさん、こんにちは。

> >   これ、映画化されたのですか! 知りませんでした。
>
>  私はその本の事を知りませんでした!

私も、映画は見たのですが、本の存在を知りませんでした。
多分、ほとんど小説を読まない七君の目に入らなかったのでしょう。

手元には「大人のほうがてこずる算数 一日一問」有田八州穂著 すばる舎 があります、結構面白いですよ。


[No.6795] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/20(Sat) 21:50
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七君さん、

> 私も、映画は見たのですが、本の存在を知りませんでした。

   本があったから、それが映画化されたのではないでしょうか。(笑い)

> 手元には「大人のほうがてこずる算数 一日一問」有田八州穂著 すばる舎 があります、結構面白いですよ。

   私も、この本読みました。
   「博士が...」を読んだ後だったので、少しマトモ過ぎるかなという感じでした。

                                  多摩のけん


[No.6789] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2014/09/20(Sat) 21:09
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Pan さん、こんにちは。

>数学と聞くだけで蕁麻疹の出る人でもこの映画は面白いと思いますよ。

> http://urx.nu/c8TJ

> 寺尾聰さんが主役でDVDも簡単に入手できそうです。

錚々たるキャスティングですね。
  それと、このサイトには、出てきた数式や意味も詳細に書いてあるのですね。
  
  私は本は2回読みましたが、(この文集に書くキッカケになった時と、書き出して、
  間違いがないか確認のため)、映画化されたことは知りませんでした。

  早速DVDを探してみます。
>
> >数学は「情緒」が大きな要素であることは、私は今回初めてしりました。
> >今までは、数学は計算をする、無機質な学問とおもっていました。

>  数学に大事なのでは無く、人間にとって大事なものと云う意味だと思います。

    ウーム...さすがに Pan さんは、ものの本質をみられていますね。

                                 多摩のけん    


[No.6796] Re: 世にも美しき数学の公式「謝辞」 投稿者:Pan  投稿日:2014/09/21(Sun) 01:10
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多摩のけんさん、こんばんは。

>   それと、このサイトには、出てきた数式や意味も詳細に書いてあるのですね。

 詳しい事は覚えていませんが、難しい数式の事は知らなくても楽しめる映画でした。

>   早速DVDを探してみます。

 私ももう一回見たくなったので探してきます。

> >  数学に大事なのでは無く、人間にとって大事なものと云う意味だと思います。
>
>     ウーム...さすがに Pan さんは、ものの本質をみられていますね。

 いいえいいえ、それは岡潔先生が何時も言っておられた言葉の受け売りです。

 第一、数式に美しさを感じるなんて情緒の世界でしょう?

    ***** Pan *****