[No.9818]
ひさかたの光のどけき
投稿者:男爵
投稿日:2016/10/24(Mon) 19:18
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ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
(紀友則)
うらうらに照れる春日にひばり上がり 心悲しもひとりし思へば
(大伴家持)
この二つの和歌はなんとなく似ているので
混同してしまった私。
現代語訳
日の光がこんなにものどかな春の日に、どうして桜の花だけが落ち着いた気持ちもなく、慌ただしく散ってしまうのだろうか。
のどかに照る春の日差しの中を、ひばりが飛んでいく。そのさえずりを耳にしながら一人物思いにふけっていると、なんとなく物悲しくなっていくものよ。