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[No.181] 「柳多留名句選」 投稿者:   投稿日:2011/11/22(Tue) 11:26
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 「私が読んだ」というとチョットおおげさになるが、あっしが眺めた本といえば許されるかも。というのは、マジメに読んだのでなく、暇つぶしにパラパラやって気に入ったのがあれば、鉛筆でしるしをつけたからである。

  それは「柳多留名句選」で、いまみるとこんなところにしるしをつけていた。

あゝも似るものかと綱は悔しがり

又文かそこらへ置けと光る君

五右衛門は生煮への時一首よみ

手のこんだ化物の出る紫宸殿

神代にもだます工面は酒が入

形見分已後は音信不通なり

袋ごとやると泣きやむげびたがき

江戸者の生まれそこない金をため

 わーお、いずれも甲乙つけがたい秀句ぞろいである。


[No.183] Re: 「柳多留名句選」 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/22(Tue) 11:32
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唐辛子 紋次郎さん

> 又文かそこらへ置けと光る君

もらいすぎ
バレンタイン・チョコをもらいすぎるモテモテ男みたい。

> 形見分已後は音信不通なり

泣く泣くも いいほうをとる形見分け
というのもありましたね。

> 江戸者の生まれそこない金をため

宵越しの金は持たないのが(純正)江戸者


[No.185] Re: 「柳多留名句選」 投稿者:   投稿日:2011/11/22(Tue) 12:27
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  男爵さん、みなさん、こんにちは、

> > 形見分已後は音信不通なり
>
> 泣く泣くも いいほうをとる形見分け
> というのもありましたね。

  あっしのしるしをつけたのに、

 泣きながら眼(マナコ)を配る形見分 

というのが、ありやした。

 雷を真似て腹がけやっとさせ

 裸の子おもしろがって逃げる也

 寝ていても団扇の動く親心

 物さしで昼寝の蠅を追ってやり


 などは、なにかほのぼのとしたものを感じますが、

 継母と見へて泣子にいつも勝ち
 父さんが見ている内はかわゆがり
 父さんが留守だとぶちなさると泣

 など読むと、このごろの若い夫婦の「しつけ」が思い出されます。


[No.191] Re: 「柳多留名句選」 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/22(Tue) 18:54
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唐辛子 紋次郎さん、みなさん、こんにちは、

>  雷を真似て腹がけやっとさせ

この川柳は高校の国語の時間に聞いた記憶があります。

>  寝ていても団扇の動く親心

かすかに記憶が......

役人の子は にぎにぎを よくおぼえ
というのもありましたね。


[No.201] Re: 「柳多留名句選」 投稿者:   投稿日:2011/11/23(Wed) 11:03
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  男爵さん、みなさん、こんにちは、

>  雷を真似て腹がけやっとさせ
 
> この川柳は高校の国語の時間に聞いた記憶があります。

>  寝ていても団扇の動く親心

> かすかに記憶が......

 そうすかあ。

> 役人の子は にぎにぎを よくおぼえ
というのもありましたね。

  一時、汚職がみなの最大関心事だったころ、よく新聞やテレビでみかけましたね。

 今じゃ、汚職は中国の専売特許になってしまったらしく、『にぎにぎ』もいささか色あせました。(*^_^*)