15歳の政夫と2歳年上の従姉民子との淡い恋。 夏目漱石も絶賛。
作品の舞台となったのは、千葉県松戸市矢切付近です。
柴又の寅さんの映画の舞台を見てから 矢切の渡しを船で渡って松戸にいたる。
そこに案内してくれた千葉県の住人の方は 作者の伊藤左千夫はここから遠い千葉県山武市の出身なのに どうしてこの松戸に舞台を設定したんだろうと言ったのが印象的でした。
思うに 作者の思い出の悲恋があったかもしれない故郷を舞台にすると さしさわりのある人がいるかもしれないので 同じ千葉県ではあるが遠くはなれた関係のない この松戸を選んだのでしょうか。
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