[掲示板へもどる]
一括表示

[No.591] お酒の本 投稿者:   投稿日:2011/12/15(Thu) 23:00
[関連記事

この会議室は、やはり本が出てこないとチョット具合が悪いので、タイトルをかえて、こちらへ引っ越しました。李白よ、許せ。(*^_^*)

 あちらでは、ウイスキーの発祥地でだいぶ賑わっていましたので、このウイスキーを電子辞書でひいてみると、whiskeyのところに、米・アイル・カナダでは主にwhiskey、英・豪では主にwhiskyとつづる、とあります。

 もし、ウイスキーにeが入るのか、入らないのかの論争になれば、前者はきっとにやにやしながら、(e)いいウィスキーはこちらでござい、とかいうかも知れませんね。(-_-;)

 司馬遼太郎も「愛蘭土紀行1」でこのウィスキーのスペル談議をやっていました。

 氏は本を書くときに色々調べてみるまでは、ウィスキーはスコットランドが本家と思っていたようです。

 かれは、もとのゲール語の発音をウシュクボーと書いているし、さんらく亭さんのはウシュク・ベーハだし、開高さんはウイスゲ・ベーハー(「地球はグラスのふちを回る」)になっているし、藤本義一さんの本では、さんらく亭さんと同じになっていました。いずれにしても、ゲール語って、すごく難しそう。(-_-;)

 この藤本さんというのが、あっしはてっきり小説家と思っていたのが大間違いで、サントリー宣伝部の人と知って驚きました。道理で、表紙カバーが柳原良平の絵になっていたわけだ。(*^_^*)

 この本のタイトルは「洋酒こぼれ話」。表紙カバーの裏に、佐治敬三さんの「新洋酒天国」の広告がありました。たしか、この本もむかし読んだ記憶があるぞ。中身はマッタク覚えていないけれど……。


[No.592] Re: お酒の本 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/16(Fri) 05:34
[関連記事

唐辛子 紋次郎 さん

>  かれは、もとのゲール語の発音をウシュクボーと書いているし、さんらく亭さんのはウシュク・ベーハだし、開高さんはウイスゲ・ベーハー(「地球はグラスのふちを回る」)になっているし、藤本義一さんの本では、さんらく亭さんと同じになっていました。いずれにしても、ゲール語って、すごく難しそう。(-_-;)
>
>  この藤本さんというのが、あっしはてっきり小説家と思っていたのが大間違いで、サントリー宣伝部の人と知って驚きました。道理で、表紙カバーが柳原良平の絵になっていたわけだ。(*^_^*)

藤本義一 (作家)
藤本 義一(ふじもと ぎいち、1933年1月26日 - )は、日本の小説家、放送作家。大阪府堺市出身。
日本放送作家協会関西支部長であり、プロ作家を育成する心斎橋大学総長も務める。夫人はタレントの藤本統紀子。
私立浪速中学に入学、少年飛行兵を目指して1945年5月に航空機搭乗員養成所に入るが、終戦となる。終戦時には入院していた両親に代わって闇市でレポ屋として家計を支えた。新制浪速高校に進み、立命館大学法学部に入学するが、中退。浪速大学(現大阪府立大学)に入学し、教師を目指し教育学部に在籍、教育実習で現場教師が虎の巻を見ながら授業をしているのをみて幻滅し経済学部へ転部。もともと演劇好きで演劇部・拳法部に入るが、役者より劇作家の方を志し、在学中から数十編のラジオドラマ、その他の脚本を書いており、卒業前年の1957年に執筆したラジオドラマ作品『つばくろの歌』で同年度の芸術祭文部大臣賞戯曲部門を受賞。次席が井上ひさしで「東の井上ひさし、西の藤本義一」と呼ばれるほど、早くからその才能は高く評価されていた。
その後テレビドラマ脚本を経て、宝塚映画撮影所、続いて大映に入社、衣笠貞之助の脚本の手伝いもする。川島雄三監督に師事して脚本の手伝いをし、『暖簾』や、木村恵吾、市川崑らの作品も手伝う。1961年に『貸間あり』で共作者となり、駅前シリーズ、悪名シリーズ等の脚本を手がけ、頭角を現していく。
1965年から始めた『11PM』(日本テレビ放送網・讀賣テレビ放送共同製作)での大阪制作分のキャスターにより、一躍知名度を高める。放送開始から1990年の終了までの25年に渡って毎週2回を担当し、休んだのは3回だけ(あらかじめ特番になった場合による休止は別)だった。
1974年に上方落語家の半生を描いた『鬼の詩』で第65回直木賞受賞。以後文芸作品からエッセイ、社会評論などの著作を多数発表する。


藤本義一 (洋酒研究家)
1927年(昭和2年)、兵庫県神戸市に生まれる。幼少時から詩作に親しむ。戦時中は兵役に採られたが、復員後は古書店の経営を始め、1946年(昭和21年)に詩人の竹中郁の薦めで同人詩誌『航海表』を発刊する。1948年(昭和23年)、こどもの詩誌「きりん」の編集部に就職。当時の編集部には師竹中郁のほか井上靖らがいた。数年後「きりん」が一時的な休刊となり、藤本は同じく雑誌社の太陽社に転職。「太陽」の廃刊に伴い、神戸市の社会教育課に移った後に広告業界に入る。スモカ歯磨とさくらクレパスの編集者を経て、1959年(昭和34年)に株式会社壽屋宣伝部に入社。1965年(昭和40年)に東京に転勤。社内報『まど』に洋酒に関する記事を発表する一方、開高健らとともにベ平連に参加し、反戦運動にも力を注ぐ。 1973年(昭和48年)、サントリー在職中のままワイン相談室長を兼任し、日本ワイン協会専務理事を務めたほか、日蘭学会、蘭学資料研究会、日本風俗史学会の会員なども歴任した。1960年代後半からワインに関する著書を数多く発表し、洋酒の普及紹介に努めた。1999年10月18日、癌のため死去。享年71。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E6%9C%AC%E7%BE%A9%E4%B8%80


[No.598] Re: お酒の本 投稿者:   投稿日:2011/12/16(Fri) 08:54
[関連記事

唐辛子 紋次郎 さん、男爵さん  こんにちは

> 藤本義一 (作家)
> 藤本義一 (洋酒研究家)

同姓同名でどちらも酒の周辺で近いところに現われることが多いので
私らは作家のほうを「藤本さん」同僚のほうを「ぎいっつぁん」と
呼んでいました

藤本さんかぎいっつぁんか、どっちが書いたか忘れましたが時々出版社
から原稿の催促や稿料の振込みが相手間違いで送られてきたそうです

藤本さんの奥方は今やシャンソン歌手としても活躍されています♪

          さんらく亭@甲子園

     


[No.599] Re: お酒の本 投稿者:   投稿日:2011/12/16(Fri) 10:18
[関連記事

  さんらく亭 さん、男爵さん  こんにちは
>
> > 藤本義一 (作家)
> > 藤本義一 (洋酒研究家)
>
> 同姓同名でどちらも酒の周辺で近いところに現われることが多いので
> 私らは作家のほうを「藤本さん」同僚のほうを「ぎいっつぁん」と
> 呼んでいました
>
> 藤本さんかぎいっつぁんか、どっちが書いたか忘れましたが時々出版社
> から原稿の催促や稿料の振込みが相手間違いで送られてきたそうです
>
> 藤本さんの奥方は今やシャンソン歌手としても活躍されています♪

 へえ、それは知りませんでしたね。主人も八面六臂の大活躍ですが、奥さんもいろいろされているようですね。本も何冊か出しているようだし。

 いま、見たら、京都の四条河原にある店で月一回歌っているそうですね。統紀子さんというのですか。行ってみたですね、そこへ。『巴里野郎』とかいう、その店に。

      


[No.609] 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/16(Fri) 23:18
[関連記事

蔵書をみんな読むのは不可能に近い。というと読者は相当の量を想像するかもしれない。あっしのばやいは、単に横着な所為にすぎないのだが…。

 というわけで、きょう「洋酒天国」第23巻を読んだ。神田でたった300円の破格値段で入手したものだが、著者は永六輔。題は「宴歌ばらえ亭」94ページもある。

 宴会と云えば歌がつきものだが、これは六輔の愛唱歌を洗いざらい収録した貴重品だ。

 ミッチャンミチミチなどのわらべ唄から、同期の桜といった軍歌、入れておくれよかゆくてならぬ、といったどどいつがあるかと思えば、明治大正昭和の章にはオッペケペ節、新宿の夜の章には都の西北、原語明晰の章には、ステンカ・ラージンがキリル文字で登場したりする。

 さいごは手前味噌の賛トリー(発行がサントリー株)の歌が出て、六輔自作の、こんにちは赤ちゃん、上を向いて歩こうがでて、それで終わりかと思うと、その後に作詞、作曲の勧めまでが飛び出す。

 ほんとうに、面白い本があった紋だ。(@_@;)


[No.613] 永六輔 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/17(Sat) 06:59
[関連記事

唐辛子 紋次郎さん  来年からのこの部屋のテーマは「歌」にしますか。

>  さいごは手前味噌の賛トリー(発行がサントリー株)の歌が出て、六輔自作の、こんにちは赤ちゃん、上を向いて歩こうがでて、それで終わりかと思うと、その後に作詞、作曲の勧めまでが飛び出す。

「遠くへ行きたい」 作詞永六輔 作曲中村八大
「上を向いて歩こう」 作詞永六輔 作曲中村八大
「こんにちは赤ちゃん」 作詞永六輔 作曲中村八大

「見上げてごらん夜の星を」 作詞永六輔 作曲いずみたく
「いい湯だな」 作詞永六輔 作曲いずみたく
「女ひとり」 作詞永六輔 作曲いずみたく

あるときから
永六輔は作詞活動をやめました。

永六輔はあるときからテレビに出なくなり
もっぱらラジオ番組を担当しています。


[No.617] Re: 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/17(Sat) 10:34
[関連記事

Re: 豆本
画像サイズ: 348×476 (48kB)
唐辛子紋次郎さん


>  というわけで、きょう「洋酒天国」第23巻を読んだ。神田でたった300円の破格値段で入手したものだが、著者は永六輔。題は「宴歌ばらえ亭」94ページもある。

正確にいうと「洋酒マメ天国」ですね。全42冊(3冊x14箱)

←写真で前に出ているのがその「宴歌ばらえ亭」

>  さいごは手前味噌の賛トリー(発行がサントリー株)の歌が出て、六輔自作の、こんにちは赤ちゃん、上を向いて歩こうがでて、それで終わりかと思うと、その後に作詞、作曲の勧めまでが飛び出す。
>  ほんとうに、面白い本があった紋だ。(@_@;)

永いこと本棚の裏側で眠ってましたが久しぶりで開いてみましょう(^_-)/

「洋酒天国」はB5版の月刊、これも全52冊揃っています


         さんらく亭@甲子園


[No.618] Re: 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/17(Sat) 10:37
[関連記事

Re: 豆本
画像サイズ: 600×444 (74kB)
> 「洋酒天国」はB5版の月刊、これも全52冊揃っています

、、、というわけで創刊1号から最終52号まで。
知り合いのバーのマスターから譲ってほしいと頼まれたり、貸したまま戻ってこなかったりで若干の欠番がありますが殆ど全巻揃っています

まぁ、いい時代でしたねぇ(^_-)/


         さんらく亭@甲子園


[No.621] Re: 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/17(Sat) 13:23
[関連記事

> > 「洋酒天国」はB5版の月刊、これも全52冊揃っています

今あらためて見てみると執筆者が凄いです(^_-)/

1号:吉田健一、中谷宇吉郎、春山行夫、福島慶子、横山隆一、小夜福子、木村伊兵衛
2号:大宅壮一、北原武夫、鈴木信太郎、谷桃子、秋山庄太郎、伊勢正義、佐藤美子
3号:薩摩治郎八、早川雪州、今日出海、双葉十三郎、鴨居洋子、水の江滝子

これをトリスバーでロハで手に入れたんだから結構な時代でした(^-^)


          さんらく亭@甲子園


[No.636] Re: 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/17(Sat) 23:11
[関連記事

  さんらく亭 さん、

> > 「洋酒天国」はB5版の月刊、これも全52冊揃っています
 
> 今あらためて見てみると執筆者が凄いです(^_-)/
>
> 1号:吉田健一、中谷宇吉郎、春山行夫、福島慶子、横山隆一、小夜福子、木村伊兵衛
> 2号:大宅壮一、北原武夫、鈴木信太郎、谷桃子、秋山庄太郎、伊勢正義、佐藤美子
> 3号:薩摩治郎八、早川雪州、今日出海、双葉十三郎、鴨居洋子、水の江滝子
>
> これをトリスバーでロハで手に入れたんだから結構な時代でした(^-^)

 サントリーバーでなく、トリスバーでしたか。今さっき、辻勲、草野心平、石津謙介を見つけました。洋酒天国編集部や、洋酒マメ天国編集部などと書いてあるのは、実際にはだれが書いたんでしょうねえ。


[No.643] Re: 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/18(Sun) 10:33
[関連記事

唐辛子紋次郎さん

>  サントリーバーでなく、トリスバーでしたか。今さっき、辻勲、草野心平、石津謙介を見つけました。洋酒天国編集部や、洋酒マメ天国編集部などと書いてあるのは、実際にはだれが書いたんでしょうねえ。

この雑誌は「壽屋の洋酒チェーン」という看板のかかったサントリーバー、トリスバー
で呉れたんですが当時はまだサントリーは品薄で値段も高く、安サラリーマンが気楽に
行けるのはトリスバーでした。バーの数も銀座以外は圧倒的にトリスバー全盛でした

編集部といっても写真や装丁以外は22号までは開高健、その後は山口瞳がほとんど
一人でやってました。当然そのあたりで編集のカラーが変わってきました


        さんらく亭@甲子園


[No.645] Re: 山口瞳 投稿者:   投稿日:2011/12/18(Sun) 15:31
[関連記事

さんらく亭さん

酒の本も、オークションで大分処分してしまいましたが、(それでワインを買った)
残っているのに
   「酒呑みの自己弁護」がありました。 昭和48年発行。

山藤の絵が楽しいヤツです。


[No.648] Re: 山口瞳 投稿者:   投稿日:2011/12/18(Sun) 17:19
[関連記事

Re: 山口瞳
画像サイズ: 444×608 (57kB)
ザックスさん こんばんは
>
> 酒の本も、オークションで大分処分してしまいましたが、(それでワインを買った)
> 残っているのに
>    「酒呑みの自己弁護」がありました。 昭和48年発行。
> 山藤の絵が楽しいヤツです。

わたしも酒関係の本はドッサリあっていつか処分しょうと思いながら未練があって一向に減りません(;_;)

中でも愛着のあるのはこの4冊の文庫本です

・「酒 はるなつあきふゆ」   佐々木久子
・「酒呑みの自己弁護」     山口瞳
・「地球はグラスのふちを回る」 開高健
・「ワイン手帖」        ロナルド・サール 開高健監修


        さんらく亭@甲子園


[No.635] Re: 豆本 投稿者:   投稿日:2011/12/17(Sat) 23:00
[関連記事

  さんらく亭 さん、みなさん、

> >  というわけで、きょう「洋酒天国」第23巻を読んだ。神田でたった300円の破格値段で入手したものだが、著者は永六輔。題は「宴歌ばらえ亭」94ページもある。
>
> 正確にいうと「洋酒マメ天国」ですね。全42冊(3冊x14箱)

 たしかに、マメがついてましたね。老来視力がだいぶ落ちて。なにしろ、そのマメと云う字が、マメ粒のような字で書いてあった紋で。(-_-;)ひやああ、42冊もあったんすか。(@_@;)あっしのはその内の11冊です。表紙の絵はひとつひとつ違うし、枠の色がいろいろなので、ほんとうに楽しいシリーズですね。きょう、江国滋を発見しました。

 これって、むかしサントリーバーに置いてあって、ただで呉れたんでしたっけ。

> ←写真で前に出ているのがその「宴歌ばらえ亭」
>
> >  さいごは手前味噌の賛トリー(発行がサントリー株)の歌が出て、六輔自作の、こんにちは赤ちゃん、上を向いて歩こうがでて、それで終わりかと思うと、その後に作詞、作曲の勧めまでが飛び出す。
> >  ほんとうに、面白い本があった紋だ。(@_@;)
>
> 永いこと本棚の裏側で眠ってましたが久しぶりで開いてみましょう(^_-)/
>
> 「洋酒天国」はB5版の月刊、これも全52冊揃っています

 洋酒天国の方も、52さつもあるんですか。ふ〜ん、これだけ、並ぶと壮観ですねえ。