> 秋山仁先生のたのしい算数教室7
むかしアラビアで 17頭のラクダをもっている男が 3人の子どもに次のような遺言を残して死んだ。 「17頭のラクダを、長男は1/2、次男は1/3、そして三男は1/9 になるようにわけなさい」
さあ、兄弟は困った。17という数は、2でも3でも9でも割りきれない。
そこで、賢いお坊さんに相談した。 お坊さんは、彼らに自分のラクダ1頭をさしだしてこう言った。 「これを連れて行きなさい。そうすれば18頭になるじゃろう。 遺言どおりにわけるんじゃぞ」
長男 18*(1/2)=9 次男 18*(1/3)=6 三男 18*(1/9)=2 合計17頭
あまった1頭のラクダを 兄弟はお坊さんに返した。 めでたしめでたし。
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なんだか変だぞ
ある女の人が、デパートの宝石売り場で 5万円の指輪を買った。 次の日、やっぱり10万円のほうがいいと思い 指輪を返し、10万円の指輪とかえてもらった。 そのまま、帰ろうとするので、デパートの店員は、あわててこう言った。 「もしもし、あと5万円いただかなければ...」 そしたら女の人は 「なに言ってんのよ。きのう、5万円わたしたでしょう。 それに今、5万円の指輪を渡したのだから 合計10万円はらったことになるでしょう!」 どこがおかしいのだろう?
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