白河桃子:震災婚
東日本大震災は女性たちの人生観も変えた。
震災婚 3つのパターン ・長すぎた春に決着婚 震災前からつきあい、結婚をのばしてきたカップルの結婚 ・吊橋効果婚 震災で恋愛から結婚への流れが加速 震災後に知り合い、ひと月で結婚の意志を固めたケースも ・絆を形にする婚 震災で事実婚カップルが入籍 入籍届は遺産や子に有利 人間も底つき体験で、本当に必要なものがわかる。
震災で(残業もなく)妊娠したケースが増加 「これだけ多くの人が亡くなると、来年はたくさん赤ちゃんが生まれてくるのよ」(ある女性の言葉)
持たない消費 高いバッグも食器もむなしい(ことがわかった) (被災した)持ち家より借り家のほうが費用が安い 「断捨離」で部屋がすっきりしていれば、崩れた本棚も割れた食器もなし
高い美容液はもう買わない、放射能とか生きる方が大変で、美容などどうでもいい
震災後は財産になるような金やダイヤを買いたい人も出てきた
日本政府への信頼感はなくなった。 この著者は1998年インドネシア・ジャカルタでスハルト政権崩壊時の 暴動を体験している。 緊急帰国した7000人の日本人の一人だった。 そのとき、日本政府は有事のときに頼りにならないと思った。 7000人もの日本人が数日の間に粛々と帰国便に乗れたのは 駐在員を送り出している日本企業のおかげで 個人で滞在する人はかなり大変な目にあっていた。 今回の原発事故で、政府への信頼感と日本というシステムへの信頼感がなくなった。
元カレからのメールがきた人は多い。 (元カレに送ったメールは少ない) 女は今しか考えない。 男は過去をひきずっている。
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