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就職して初めて上京(昭和30年)して最初のカルチャーショックが「きつね/たぬき」でした。大阪で「きつね」といえば通じるが東京でそう言うと「そばですか、うどんですか」と聞かれる。「きつねはきつねや。そばはたぬきやろ」と言いたくなった。大阪のたぬきは油揚げの乗ったそば、つまり東京のきつねそばです。大阪では天カスの乗ったのは「ハイカラ」と言う。東京の「たぬきうどん」は大阪では「ハイカラのきつね」である。上に具の乗っていないのを東京では「かけそば」「かけうどん」というが大阪では「すうどん」(「すきつね」とは言わない)です。
いっとき流行った「一杯のかけ蕎麦」というお涙頂戴話、あれを大阪で正しく言うなら「一杯の揚げ抜きたぬき」になる。あ〜〜ヤヤコシヤヤコシ(^-^)
東京大阪の出張が夜行寝台車で8時間という時代のこと。出汁が薄味のきつねを食べるのにどんなに苦労したことか。有楽町の日劇ミュージックホールの近くに1軒だけ本物のきつねを食わせる店がありました
さんらく亭@甲子園
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