画像サイズ: 346×497 (45kB) | 海外旅行では、よく美術館へ行く。これはスペインのプラード美術館のガイドブックである。
思えばここへ行ったのも20年以上前になる。しかし、この美術館のことは鮮明に覚えている。まず、直行したのはこのゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」の前。ふたつは並べて展示してあった。
それからあとは、ゴヤの他の絵とスルバランなどを見て、グレコの部屋へ行った。グレコが、ゴヤよりなにより、一番好きだった。
いま、ちょうど上野で「ゴヤ 光と影」展をやっていて、そのパンフがやっぱこの「着衣のマハ」だ。これは鉄道の駅など、方々で目にすることができる。
謳い紋句によると、70点以上の作品がやってくるらしいので、ぜひ一度見たいと思う。
ガイドブックはかなり古く、展示替えなどであまり実用には役立ちそうにないが、この本をめくると、この美術館の中にあるレストランの料理の味までが思い出されて、懐かしい思いに駆られる。
入手先は、やはり神保町の、東京泰文社である。カラーの図版もいくつか入り、説明はスペイン語を始め英仏独伊の5か国語である。 |