メロウ植物園 
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[No.58796] Re: つゆ草 投稿者:Pan  投稿日:2019/05/22(Wed) 02:11
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まやさん みなさん こんばんは。

>  和服の染色に無くてはならない「ツユクサ」もまた別物のよう
> です。

 それが私が先程云った「オオボウシバナ」の事です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%90%E3%83%8A

 花の形はツユクサと同じですが、驚くほど大型です。

 苗を貰って帰り家で植えた事もあります。

 その花の汁を大量に絞り、吸取紙に繰り返し吸い取らせて乾燥さ
せたものを「青紙」と言い、保存します。

 名前は青紙ですが、その紙自体は一見真っ黒です。

 その青紙の切れ端を再び水に浸すと濃い青汁ができますから、そ
れで友禅の下絵を描きます。

 この下絵はまでは一般の人でも、お遊びならできます。

 また、青紙まで作らなくても普通のツユクサの花を摘んできて花
の汁を絞ったまま水分を蒸発っさせて使っても理屈は同じではない
かと思います。

 この色は最終段階の水洗いの時全部溶けて流れるので、友禅染の
邪魔にならないのが大きな特徴です。

 鴨川や高瀬川の清流で洗わなくても実験はできます。

 昔の高瀬川の水が季節によっては宇治川への合流地点まで青かっ
たのは、染め終わった友禅染の布を洗ったからで、私も子供の頃は
不思議に思ったものです。

 現在の京都の友禅染がそのツユクサで作った青紙をフルに使って
いるとはとても思えませんが、伝統を重んじる一部の方は使ってい
る筈です。

 もう昔の事ですから、何年前か正確には覚えていませんが、この
『メロウ植物園』でもその花の写真や染色の説明を詳しくしたので
記憶力の良い方は頭のどこかに残っていると思います。

 私はその時の『青紙』をどこかへ大切に収納しましたが、その後
一回引っ越しをしているので、見付け出すことは困難かと思います
が、その作業自体には難しい事は何もありませんから、もう一度新
たに作ることは何時でも可能です。

 ただ根気が相当必要ですから、そちらの方で危ないですね? 

 今気が付きましたが、少量の実験だけなら、オオボウシバナで無
くても普通のツユクサでもできると思います。

 もし、やってみようと言う方がおられたら、私の言葉だけで説明
可能ですから、電話で殆ど全てが進行可能ですね。

 難しい事は何もありません。単純ですが根気が要ります。


      ***** Pan *****


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