「あの、スマホって私でも使えますか・・・」
スマホ・タブレットをこれから入手しようとする多くの疑問が「わたしでも使えますか？」に
集約されます。
今、電車やバスの中でも実に多くの人がスマホを持っている人をみかけます。それをまだ
持たない人から見ると、[あの人たち、ケータイ電話で何をしているのだろう？」と不思議な気分に
なると共に、自分も欲しいなと思ったり、買ったら家族に使い方を教えてもらえるだろうかと
悩んだりするでしょう。
年齢が若ければスマホ・タブレットを使いこなしているかというとそうではなく、
先日も３０代の若者のスマホを見せてもらうと、なんとアプリがひとつもダウンロード
されていませんでした。 シニア層の人でも、あっと驚くような便利な使い方をされて
いる方もたくさん見かけます。
スマホはもちろん基本機能だけで多くの事が出来、楽しいことはたくさんあるのですが、
無数にあるアプリの中から自分の好きなものを次々と取り入れて、使い方を研究しながら
あるいは悩みながら、少しずつ使い方をクリアしていくのが楽しみの一つでしょう。
購入するきっかけとして、「今使っているケータイが壊れた」「いかにも古くさい」「もっと
かっこいいものが欲しい」「家族がスマホに換えた」「外出先でもインターネットを楽しみ
たい」「あの人でさえ持ってる」「シニアだって使ってみたい」・・など動機は色々です。
また、購入する場合も、テレビのCMに触発されて衝動買いをしたり、熟考して、あれでも
ないこれでもないと、長期にわたり機種を選択する人や、家電量販店などで店員に強く
勧められてその気になって購入される人もいます。
スマホの購入はテレビやビデオレコーダーを購入するのとわけが違い、お店の人が設置を
段取りよくやってくれて、後は使い方を覚えるだけというだけにはいきません。
まず、購入の際も最低１時間位は覚悟しなければならず、身分証明書、クレジットカード
自宅のネット環境、現在の携帯電話・固定電話の契約状況、外出先で使う場合はモバイル
ルータを合わせて購入など、ネットに詳しい人でもうんざりするほど多くの手続きがあります。
まして初心者など、店員と交わす言葉がほとんど外国語の会話と同じで、さっぱり要領を得ず、
「まあ、あんたの言う通りに従います！」と言わざるを得ず、お店の人は「しっかりあなたには説明
しましたからね！後で知らなかったとは言わせませんよ！」と細かい文字でたくさん書いてある
「同意書」なる書類に無理矢理署名をさせられます。
さて、問題はこれからで、自宅に持ち帰り、デジタル機器の事なら詳しいであろう娘や息子に
使い方の基本を尋ねると、「お母さん、こんなもの買ってしまって使えるわけないじゃないの！」
とか、「これ親父の年齢で使うもんじゃないよ、ムリだよ！」などと非難されたりします。
少しずつ操作がわかってきて、アプリのダウンロードの方法等がわからず、娘に聞くと、
「お父さん、何回同じ事を私に聞くのよ、さっき３回も同じ事を説明したでしょう！」と
予想以上に馬鹿にされて、家庭内がスマホが原因で険悪になる例もたくさん聞きます。
パソコンはある程度、使いこなせる自信があっても、スマホとなるとまるで勝手が異なり、
説明書・参考書を読んでもさっぱり頭に入らず呆然自失してしまう人も少なくありません。
では、どうしたらシニアが快適にスマホを使えるようになるのでしょう。
bravo
|