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[No.126] 続・おでん 投稿者:   投稿日:2013/01/09(Wed) 06:42
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 男爵さん まやさん みなさん

 おはようございます。

> おでんの種
>  さつま揚げ ゴボウ巻き
>  はんぺん 竹輪
>  コンニャク 白滝
>  がんもどき 巾着
>  大根 里芋

 コンビニのおでんもなかなか美味しいですよ。
 とくに、おでん種に「うどん」があるのが嬉しいです。
 「うどん」は店頭で煮ているのではなく
 別途、コンビニのオニイサンがレンジで温めてくれます。


[No.127] Re: おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/09(Wed) 08:47
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マーチャン みなさん

>  コンビニのおでんもなかなか美味しいですよ。
>  とくに、おでん種に「うどん」があるのが嬉しいです。
>  「うどん」は店頭で煮ているのではなく
>  別途、コンビニのオニイサンがレンジで温めてくれます。

コンビニでよく見かけますが、まだ食べたことはありません。

「うどん」ですか。

お客の要望から?

それでは
「お餅」とか「焼売」もありそう。(それはないか)


[No.128] Re: おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/09(Wed) 08:56
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マーチャン まやさん みなさん

>  コンビニのおでんもなかなか美味しいですよ。

おでん店で有名なものは
 一平(札幌) たこ寅(小樽) 江戸中(秋田) おでん三吉(仙台)
 お多幸(日本橋) 一平(銀座) こなから(湯島)
 三河屋(静岡) とん八(名古屋) たこ梅(大阪)
 はる屋(北九州) 桃若(長崎) 悦ちゃん(那覇)

韓国にもありましたが、一人では入って注文できず
白兎山人さんと一緒のとき食べた記憶が。


[No.129] Re: おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/09(Wed) 15:22
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Re: おでん
画像サイズ: 583×437 (56kB)
> 韓国にもありましたが、一人では入って注文できず
> 白兎山人さんと一緒のとき食べた記憶が。

韓国のおでんの写真を
見つけました。

これは
ソウルでの日韓交流会のとき
南大門市場で夜にみんなで歩いた時の写真です。

屋台に座って、日韓の会員のみなさんと歓談しましたね。


[No.130] Re: おでん 投稿者:   投稿日:2013/01/09(Wed) 16:52
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男爵さん、皆さん

> > 韓国にもありましたが、一人では入って注文できず
> > 白兎山人さんと一緒のとき食べた記憶が。
>
> 韓国のおでんの写真を
> 見つけました。
>
> これは
> ソウルでの日韓交流会のとき
> 南大門市場で夜にみんなで歩いた時の写真です。

串に刺してあるタネは何ですか? 平たいものを巻いてあるような・・・
何となく内臓かなんかみたいに見えるけど(^^;

実は、コメントしたのは、昔の本を思い出したからでした。
パソコン通信の時代に、「日本文化フォーラム」という名前だったと思いますが、
加藤秀俊先生がシスオペをされていたフォーラムがありました。

ここの有力ユーザーが、「おでん」を訪ねて、日本はもちろん韓国まで調査に
行かれて本を出版されました。

あれは、確か「おでん」だった、と思いながら、購入した本を探したのですが、
見つからなくて、確実なことは言えないのが残念です。著者の名前(ハンドルも
含めて)も全然思い出せません。

うーーん、残念。

韓国のおでんは、日本由来でしょうよね?
それとも、おでんに似た韓国古来の食べ物でしょうか?


[No.133] Re: おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/09(Wed) 18:50
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夏子さん

> 実は、コメントしたのは、昔の本を思い出したからでした。
> パソコン通信の時代に、「日本文化フォーラム」という名前だったと思いますが、
> 加藤秀俊先生がシスオペをされていたフォーラムがありました。
>
> ここの有力ユーザーが、「おでん」を訪ねて、日本はもちろん韓国まで調査に
> 行かれて本を出版されました。
>
> あれは、確か「おでん」だった、と思いながら、購入した本を探したのですが、
> 見つからなくて、確実なことは言えないのが残念です。著者の名前(ハンドルも
> 含めて)も全然思い出せません。

> 韓国のおでんは、日本由来でしょうよね?
> それとも、おでんに似た韓国古来の食べ物でしょうか?

韓国でも オデン
だから
日本から行ったものです。(タクアンもトンカツも)

下記の本には
韓国で人気の日本式おでん居酒屋「オオデンデン」は
チェーン店が当時でも70店以上と書いてあります。

参考資料
新井由己:日本全国おでん物語

著者のHPはここです。
http://www.odengaku.net/


[No.155] Re: おでん 投稿者:夏子  投稿日:2013/01/11(Fri) 10:02
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男爵さん、こんにちは。

> > 韓国のおでんは、日本由来でしょうよね?
> > それとも、おでんに似た韓国古来の食べ物でしょうか?
>
> 韓国でも オデン
> だから
> 日本から行ったものです。(タクアンもトンカツも)

やっぱり・・・そうは思っていたのですが、確信はなくて。
韓国でも「おでん」というのですか?

韓国は、何としても日本語を隠そうとしている、と最近買った本に書いて
あったので、おでんもそうかな、と思っていました。

「サシミ」も、韓国では違う言葉をあてている、と書いてありましたので。

> 下記の本には
> 韓国で人気の日本式おでん居酒屋「オオデンデン」は
> チェーン店が当時でも70店以上と書いてあります。

ということは、「オデン」は言葉としても健在ですか。

> 参考資料
> 新井由己:日本全国おでん物語
>
> 著者のHPはここです。
> http://www.odengaku.net/

ありがとうございます。さっそく行ってみました。懐かしかったです(^^)v


[No.161] Re: おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/11(Fri) 12:22
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Re: おでん
画像サイズ: 833×597 (83kB)
夏子さん、こんにちは。

> 韓国は、何としても日本語を隠そうとしている、と最近買った本に書いて
> あったので、おでんもそうかな、と思っていました。

オデン、タクアン、トンカツ、カラオケなどは
現地で確認しました。

韓国の人たちも
日本のものを、いいと思ったものは受け入れています。

ただ、本音と建て前があるから
単純ではありません。

かつては
日本の歌謡曲やテレビ番組は見ることは政府により禁止されていましたが
韓国国民は密かに衛星テレビで日本の放送を見ていました。

日本人が好きだったり、日本のことをよく知っている人は
親日的とレッテルを貼られると非国民扱いをされるから
なかなか意思表示できないようです。

この写真は大邱(テグ)の町を散歩していたとき見かけたのですが
はじめは何のことかわかりませんでした。
一緒に行ったタンマさんが「立ち飲み」のことではないかと推定しました。

話がかわりますが
韓国の人は花札が大好きです。
日本の花札と同じですが
一部の札が少し違っています。

韓国の花札と日本の花札を見比べると、面白いし楽しいです。


[No.135] Re: おでん 投稿者:   投稿日:2013/01/09(Wed) 19:23
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夏子さん こんばんは

> パソコン通信の時代に、「日本文化フォーラム」という名前だったと思いますが、
> 加藤秀俊先生がシスオペをされていたフォーラムがありました。

私もfbunkaの古参メンバーの一人でした。
ここで加藤秀俊先生(ハンドル:ご隠居)の名前を聞いてビックリしています。
今もたまにはオフでお会いしてます

> ここの有力ユーザーが、「おでん」を訪ねて、日本はもちろん韓国まで調査に
> 行かれて本を出版されました。
>
> あれは、確か「おでん」だった、と思いながら、購入した本を探したのですが、
> 見つからなくて、確実なことは言えないのが残念です。著者の名前(ハンドルも
> 含めて)も全然思い出せません。

新井由己(よしみ)キキガキスト(聞書人)。当時のハンドルは「遊民」?
全国各地の、おでんだけでなく民俗伝説などを訪ねてオフをやりました。
「おでん博物館館長」「比較食文化研究家」というカタガキを持っています


         さんらく亭@甲子園


[No.136] Re: おでん 投稿者:まや  投稿日:2013/01/09(Wed) 19:40
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こんばんは

> 新井由己(よしみ)キキガキスト(聞書人)。当時のハンドルは「遊民」?
> 全国各地の、おでんだけでなく民俗伝説などを訪ねてオフをやりました。
> 「おでん博物館館長」「比較食文化研究家」というカタガキを持っています

 おお、懐かしい名前にお目にかかりますね。
 遊民さんはいろんなことに興味をお持ちでしたが、農業にも関心を持たれて
魚沼で米作りもなさいましたが、どうしておられるか? 
 お目にかかる機会があれば、よろしくお伝えください。

まや


[No.137] Re: おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/09(Wed) 19:44
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さんらく亭さん しばらくでした

> 新井由己(よしみ)キキガキスト(聞書人)。当時のハンドルは「遊民」?
> 全国各地の、おでんだけでなく民俗伝説などを訪ねてオフをやりました。
> 「おでん博物館館長」「比較食文化研究家」というカタガキを持っています

 由己(ゆみ?)  「遊民」ゆうみん?  →  ユーミンを連想しました。

もう一度
参考にした本を書いておきます。

新井 由己 (著)
日本全国おでん物語 [単行本]

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%82%93%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E6%96%B0%E4%BA%95-%E7%94%B1%E5%B7%B1/dp/4861261562


[No.156] Re: おでん 投稿者:夏子  投稿日:2013/01/11(Fri) 10:16
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さんらく亭さん、こんにちは。

> 私もfbunkaの古参メンバーの一人でした。
> ここで加藤秀俊先生(ハンドル:ご隠居)の名前を聞いてビックリしています。
> 今もたまにはオフでお会いしてます

ウワー、そうだったんですか!! そうだ、ご隠居さんでしたね(^^)v
今でも加藤先生とはお会いになっているとか、お元気でいらっしゃるのですね(^^)v

> > あれは、確か「おでん」だった、と思いながら、購入した本を探したのですが、
> > 見つからなくて、確実なことは言えないのが残念です。著者の名前(ハンドルも
> > 含めて)も全然思い出せません。
>
> 新井由己(よしみ)キキガキスト(聞書人)。当時のハンドルは「遊民」?
> 全国各地の、おでんだけでなく民俗伝説などを訪ねてオフをやりました。
> 「おでん博物館館長」「比較食文化研究家」というカタガキを持っています

そうだ・・・遊民さんのハンドルも思い出しました(^^)v ありがとうございます。

「おでん博物館」って、実際にある博物館なのでしょうか?

それにしても、さんらく亭さんや、おそらくまやさんもF文化の住人さんで
いらしたとは、嬉しく思いました。好奇心を刺激してくれる面白いフォーラム
でしたよね。


[No.138] Re: 続・おでん 投稿者:まや  投稿日:2013/01/09(Wed) 19:53
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マーチャン、男爵さん & みなさん、今晩は!

> > おでんの種
> >  さつま揚げ ゴボウ巻き
> >  はんぺん 竹輪
> >  コンニャク 白滝
> >  がんもどき 巾着
> >  大根 里芋
>
>  コンビニのおでんもなかなか美味しいですよ。

 おでんの話に釣られて、昨晩は夜遅くコンビニに行くことになって・・・
そのついでにおでんを買って帰りました。コンビニのおでんは何年ぶりか、
忘れるくらい遠い昔になります。
 昨夜も美味しかったけれど、昔のほうが美味しかったと思いました。
 買ったのはさつま揚げ、しらたき、大根、あと2個はなんだったか覚えてい
ません(なんだったか??? 軽いものですが・・・。)

まや


[No.139] Re: 続・おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/09(Wed) 20:02
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まやさん、 マーチャン、 みなさん、今晩は!

>  おでんの話に釣られて、昨晩は夜遅くコンビニに行くことになって・・・
> そのついでにおでんを買って帰りました。コンビニのおでんは何年ぶりか、
> 忘れるくらい遠い昔になります。

私も今夜 おでんを食べました。
 ちくわ、さつま揚げ、しらたき、大根、玉子


[No.140] Re: 続・おでん 投稿者:   投稿日:2013/01/09(Wed) 21:58
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みなさん、今晩は。

駿河のオデンの汁は真っ黒に近く濃いのです。
焦げ茶色でしょうか。
初めて見る人は吃驚します。
東京の友人を連れて行ったら、
「こんな塩っぱそうなもの喰えるか・・・」
とか言いながら食べたら、
「美味い」
でした。
それぞれの地方で独特のオデン汁があるのですね。
横が二尺くらいの銅製の箱型の鍋にぐつぐつと煮え滾るオデンで熱燗はたまりません。
私はハンペンが大好物。
行きつけの駿河汁のオデン屋は夫婦でやってました。
奥さんが奥に行くと亭主は横目で奥さんの姿を追いながら、
生ビールの樽からトクトク注いでグッと飲み干していました。
私が中国へ行ったり来たりしてして、暫く振りに訪れたらお店はなくなっていました。
オデンで飲み過ぎない様に気を付けましょう。

安房守


[No.142] Re: 続・おでん 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/10(Thu) 05:33
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安房守さん、 みなさん、 こんにちは

> 駿河のオデンの汁は真っ黒に近く濃いのです。
> 焦げ茶色でしょうか。

> それぞれの地方で独特のオデン汁があるのですね。
> 横が二尺くらいの銅製の箱型の鍋にぐつぐつと煮え滾るオデンで熱燗はたまりません。

安定した味を出すには、時間が必要ですね。

> 私が中国へ行ったり来たりしてして、暫く振りに訪れたらお店はなくなっていました。

ありますね そんなこと。
水商売も諸行無常。


[No.157] Re: 続・おでん 投稿者:夏子  投稿日:2013/01/11(Fri) 10:37
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男爵さん、ツリーのみなさん。

どの発言にコメント付けていいか分かりませんでしたので、とりあえず
お世話役の男爵さん宛にしましたm(_ _)m

> 私も今夜 おでんを食べました。
>  ちくわ、さつま揚げ、しらたき、大根、玉子

この「さつま揚げ」ですが、おでんダネの中で、これほど地方色の感じられる
食品名はないと思われませんか?(^^;

名前が違っても、同じものを指しているのか、それとも違うものなのか、
判然としません。

「さつま揚げ」「はんぺん」「てんぷら」「天ぷら蒲鉾」「あげハン」・・・
きっと他にもいろんな名前がありそうな気がします。

魚のすり身を揚げたものを指すと思いますが、中で、安房守さんがおっしゃって
いた駿河のおでんに入った「はんぺん」は油で揚げない蒸したものでしょうか?

ゴボウを巻いて揚げたのは、私は「ごぼてん」と言いますが、あれも余所では
単に「さつま揚げ」と呼ばれているのかな。

東京に行った時、私の言う「天ぷら蒲鉾」は「あげはん」という名で売られて
いて、ハハァ、これは「揚げはんぺん」というのを略して、標準語では
こういうのだな、と非常に記憶に残りました。50年も昔の話(^^;

こういうことに関心があるので、f文化が好きだったんです(^^;


[No.160] 食文化 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/11(Fri) 12:15
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夏子さん、みなさん。

> ゴボウを巻いて揚げたのは、私は「ごぼてん」と言いますが、あれも余所では
> 単に「さつま揚げ」と呼ばれているのかな。
>
> 東京に行った時、私の言う「天ぷら蒲鉾」は「あげはん」という名で売られて
> いて、ハハァ、これは「揚げはんぺん」というのを略して、標準語では
> こういうのだな、と非常に記憶に残りました。50年も昔の話(^^;
>
> こういうことに関心があるので、f文化が好きだったんです(^^;

文化というものの定義ですが
私は受け売りですが、次のように理解しています。
(長文なので、結論をいえば、文化はたとえば業界用語、おたく言葉、つまりあるグループ内にしか共通認識できないものです)

   -----------

 世界中人間社会においては
 目に見えない絆によって結ばれた関係がある。
 目に見えない絆は、愛とか思想とか信仰とかことばとか音楽とか、
 そういうものである。

 たとえばことばはその典型であるが、たとえば方言などと
 いわれる地域のことばがあるが、
 そのことばは、その土地に生まれ育った人間でなければ
 100パーセントは使いこなせないものである。
 (その地域のニュアンスや特性が反映されているから、
 その雰囲気を十分知らないと、その土地のことばは十分使えない)

 そして、そのことばを使うと、その土地の風景とか人情とか
 その他がパッと浮かび上がってくる。
 つまり、その土地のことばとは、感情を充分に包み込んだことばである。

 そういうことばを使う人たちの集団があるわけである。
 このような目に見えない絆と、ものを媒介とした関係の全体を、
 阿部謹也先生は文化だと定義している。

 このような、ものを媒介とする関係や、目に見えない絆によって
 結ばれた人間の関係は、
 人がいるところではどこでも成立するわけだから、
 世界中どこにでも文化はある。
 そして、その文化のあいだに上下はない。

食文化もまさしく、文化の特徴をもっている。
だから、ある地方の食文化は、他の地方の人にはなかな理解してもらえないこともある。
食べ物の呼び名も文化だから、全国共通でないこともあるわけです。


[No.163] Re: 食文化 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/11(Fri) 15:22
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夏子さん、みなさん。

理屈っぽくてすみません。

もう少し続けます。

阿部謹也先生は中世ドイツの研究者で一橋大学学長も勤めました。

>  たとえばことばはその典型であるが、たとえば方言などと
>  いわれる地域のことばがあるが、
>  そのことばは、その土地に生まれ育った人間でなければ
>  100パーセントは使いこなせないものである。
>  (その地域のニュアンスや特性が反映されているから、
>  その雰囲気を十分知らないと、その土地のことばは十分使えない)
>
>  そして、そのことばを使うと、その土地の風景とか人情とか
>  その他がパッと浮かび上がってくる。
>  つまり、その土地のことばとは、感情を充分に包み込んだことばである。
>
>  そういうことばを使う人たちの集団があるわけである。
>  このような目に見えない絆と、ものを媒介とした関係の全体を、
>  阿部謹也先生は文化だと定義している。
>
>  このような、ものを媒介とする関係や、目に見えない絆によって
>  結ばれた人間の関係は、
>  人がいるところではどこでも成立するわけだから、
>  世界中どこにでも文化はある。
>  そして、その文化のあいだに上下はない。
>
> 食文化もまさしく、文化の特徴をもっている。
> だから、ある地方の食文化は、他の地方の人にはなかな理解してもらえないこともある。
> 食べ物の呼び名も文化だから、全国共通でないこともあるわけです。

故郷の山や海に対する思いがこめられた地名なども、
ものの名前にすぎないわけでであるが、
そこには思いがこめられている限り、
その土地の人だけがそのことばを聞いた瞬間に
その光景を頭に浮かび上がらせることができるのである。

その土地の人間にしかわからないという意味で、
非合理なものや不合理なものを含んでいるのである。

だれにでも理解し得るというわけにはいかない、その仲間にしか完全にはわからない
それが文化というもののもつ特性だということである。

その意味では、たとえば料理がひとつの典型である。
日本料理といういい方があるが、それは正確ではなく、
やはり郷土の料理、京都料理とか薩摩料理などというのが本当であろう。

ドイツ料理というものも実はないので、
あるのは地域の料理にすぎない。それを総称していっているだけである。

特定の土地に長く住んでいないとわからないような感覚の世界があって、
それを私たちは文化の世界というふうに一応いっております。

ところが人間関係のあり方はそれだけではなくて、
もうひとつ、文明がある。

文明とは、そういう文化の次元から一歩離陸した(客観的な)人間関係である。

つまり抽象的になるかもしれないが、具体的な地名などには
拘束されない人間関係のあり方があるわけである。

(文化とは特定の集団の共通理解のたまもの。
文明とは民族を越え、地域を越え、時代さえも
超えたものかもしれない)

(文化とは、特別な集団の中にしか存在しないものなら
歌謡曲、コミックなんかも文化かもしれない。
ファッションもそう。ルーズソックス文化、染毛文化、
ヤンキー文化)

文化と文明の違いも述べられているわけです。

関西と関東の食文化の違いが多くの人によって指摘されています。
富山は関東と関西の文化の境にあると言われています。
呉羽山がその境界だとか。

この部屋では
冬の食べ物を例に取りあげながら
日本各地の食文化の紹介をしたり
日本と外国の食べ物の違いとか、それらの関係を話し合ったりするのも
いいかと考えています。


[No.164] Re: 食文化 投稿者:まや  投稿日:2013/01/11(Fri) 20:01
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男爵さん、夏子さん、安房守さん & みなさん、今晩は!

 関西と関東の食文化の違いは最近ではかなり近くなり混在するようになりまし
たが・・・まだ、違いはありますね(当たり前か・・・)。

> 富山は関東と関西の文化の境にあると言われています。
> 呉羽山がその境界だとか。

 今日のように日本国内でも東西の人物の往来が激しく蜜になると、食文化も入
り混じっていて単純に論議することはできませんが、今より半世紀以上も前に日
本列島を東西に分けていた食文化の違いを少しだけ書いて見ますね。
(東北はよく知りません。)

 東海道本線に乗る機会が多かったころ、「かまぼこ」の味が東西で変わるのは
静岡あたり、というのが定説でした。
 青魚のすり身を油であげたものが西では「てんぷら」だったのに対し、東では
「さつまあげ」と呼ばれ、白身魚のねりものが西では「かまぼこ」や「ちくわ」
になり、東に行って仙台あたりでは「笹かまぼこ」のように特別な製品名がつき
ます。この白身のすり身にヤマイモを混ぜたものが「はんぺん」となり・・・。

 今では国内でも東西が入り混じって、区別がつかなくなりました。

まや


[No.165] Re: 食文化 投稿者:男爵  投稿日:2013/01/11(Fri) 20:31
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まやさん、夏子さん、安房守さん & みなさん、今晩は!

>  関西と関東の食文化の違いは最近ではかなり近くなり混在するようになりまし
> たが・・・まだ、違いはありますね(当たり前か・・・)。
>
> > 富山は関東と関西の文化の境にあると言われています。
> > 呉羽山がその境界だとか。

>  東海道本線に乗る機会が多かったころ、「かまぼこ」の味が東西で変わるのは
> 静岡あたり、というのが定説でした。

私に
富山県が関東と関西の境であると教えてくれた人は
地質学に詳しい人でした。

ドイツ人ナウマンが発見した
糸魚川静岡構造線(フォッサマグナ)というものがありますが
ようするに
日本列島を東西に分ける大断層です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8A

この断層のところは、崖になっていたりして
東西をむすぶ道路をつくるのは困難があります。

いきおい
東西を結ぶ交通も大変なので
東西の人の行き来も文化交流もはかどりません。

あの黒部の太陽の映画でも
このフォッサマグナ地帯にトンネルを掘ろうとして
湧水が出たりして大変な苦労をしました。

丹那トンネル工事もそういうわけで難工事だったのです。
http://www.kajima.com/gallery/kiseki/kiseki03/index-j.html

風土という言葉がありますが
ある土地の気候・気象・地形・地質・景色(景観)などの総称という概念で使われる用語です。

地形や地質というものも、我々の生活や文化やものの考え方に
大きな影響を与えるものだと思います。


[No.171] Re: 食文化 投稿者:さんらく亭  投稿日:2013/01/12(Sat) 10:51
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まやさん  男爵さん、夏子さん、安房守さん & みなさん、こんにちは

>  関西と関東の食文化の違いは最近ではかなり近くなり混在するようになりまし
> たが・・・まだ、違いはありますね(当たり前か・・・)。

>  東海道本線に乗る機会が多かったころ、「かまぼこ」の味が東西で変わるのは
> 静岡あたり、というのが定説でした。

そういえば以前のニフティのfbunkaで東西の境界をテーマに長い長い議論がつづいたことを思い出しました(^_-)/

丸餅/切り餅、うどん/蕎麦、鮭/鰤、アホ/バカ、電力の周波数、エスカレータの乗り方、etcetc。。その境界線が(岐阜、愛知、静岡と)微妙に違いますね

駅の売店の即席麺の出汁の味や色も東西で違いますがその境界は以前は関ヶ原だったのが新幹線開通からは掛川というのが定説です。食品に限らず新製品を開発するとき先ず静岡県で先行販売してからその状況を見て全国展開するというのが一般的です。TVのCMもそれを意識しているしセールスマンも特に有能な者を静岡担当にするのが常識です


            さんらく亭@甲子園