さんらく亭さん、みなさん こんにちは
> > ある行事のように装う根性は不愉快に思うので「恵方巻き」は断固無視して > > います。今や日本中に「恵方巻き」が蔓延してるようですが、一人ぐらいは > > こんなヘソ曲がりも居てよろしいかと思います(゜゜)(。。) > > 商売のために人工的につくらられた偽伝統行事でしたか。 > さんらく亭さんの考えに賛成です。
あれから いろいろ考えました。
方違え(かたたがえ) 陰陽道に基づいて平安時代以降に行われていた風習のひとつ。方忌み(かたいみ)とも言う。
外出や造作、宮中の政、戦の開始などの際、その方角の吉凶を占い、その方角が悪いといったん別の方向に出かけ、目的地の方角が悪い方角にならないようにした。
源氏物語にも出てくる風習
たとえば 本日は、北に向かうのは不吉とされても でも北に行きたい、北に向かわねばならないとき いったん北西に向かって進み それから東に進めば目的地に行ける。
つまり方向(ひとつのベクトル)ではなく 目的地に達すればいいのだから 目的地のため、その方向に向かうのは、ひとまず避けて とりあえず別の方角に進み、そこから目的地に向かえば 所定の場所に到達するわけです。
(いわゆる)ひとつのベクトルのみ進むのを避けて 複数のベクトルの組み合わせでしのぐという 王朝の貴族の知恵。
そんなことを思い 枕草子や源氏物語など古文を考えながら この太巻きを食べるのなら ひとつの文化といえるかもしれません。
かの アインシュタインも喜ぶベクトルの合成 つまり 数学や物理学の勉強としての恵方巻き。
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