世界地図を見ると アフリカと南アメリカを合わせれば、ぴたっとくっつくことに気がつく。
これを言い出したのは 一般にはドイツの気象学者アルフレート・ヴェーゲナーが1912年に提唱した ということになっている。 そしてそれは ウェーゲナーの大陸移動説として有名である。
私の小学校のときの友人も、アフリカと南アメリカを合わせれば、ぴたっとくっつくと言ったのだが....
しかし、ウェーゲナーは、この大陸を移動させる力がどうして起こるのかを 説明できなかった。 それゆえ当時の学会から、この大陸移動説は無視されてしまった。
手塚治虫は「ジャングル大帝」のはじめに このウェーゲナーの大陸移動説を紹介して その大陸を移動させた力の源は アフリカの高い山であるムーン山のムーンライトストーンがその原動力であるという 仮説を紹介している。 http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/tezuka/jungle.htm 私が夜店の売れ残りの「漫画少年」を買ってもらって この話を知ったのは昭和20年代の後半であった。 (昭和30年になる以前である)
家が貧しかったので、新しい漫画少年は買ってもらえず、売れ残りの古い雑誌だったのである。
さて、このウェーゲナーの大陸移動説をちらっと、地質学の先生に話をしたのが 昭和46年だった。 その時はもうウェーゲナーの大陸移動説は学会で認知されていた。 いや、大陸が動くのはその下にあるプレートが(地球内部の高熱で、お風呂のお湯が対流するように)地球内部からわき上がる力がプレートを押し開く力となり プレートが動くという、いわゆるプレートテクトニクス理論につながるものである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%99%B8%E7%A7%BB%E5%8B%95%E8%AA%AC ウェーゲナーの大陸移動説は、現在のプレートテクトニクス理論となり 地震の原因として非常によく出てくるのである。
「ジャングル大帝」の漫画は最後はどうなったかと思って、漫画喫茶でそこのところを読んでみると ヒゲオヤジがレオの護衛でムーン山に登るのだが、雪が深くて頂上には達することができず危険となり引き返すことになる。 寒さのため凍死しそうになるヒゲオヤジのため、レオは進んで自らの死を選び レオの毛皮で、なんとかヒゲオヤジは下山することに成功する。
漫画「ジャングル大帝」は大陸移動説を紹介して、地震の原因のプレートテクトニクス理論につながっている。
漫画も勉強になる。
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