日本に昔からある妖怪かまいたちは「つむじ風」に乗って現れ、人を傷つける と言われています。 「つむじ風」は塵旋風(じんせんぷう)と呼ばれ 竜巻に似た現象ですね。
さて、この「つむじ風」をつかった 「赤胴鈴之助」という漫画がありました。
福井英一が描き始めてから間もなく亡くなってしまい そのあとを武内つなよしが続けたのですが ラジオドラマや映画にもなり、大変人気があったのです。
剣に優れた鈴之助少年は、江戸に出て父の友人である千葉周作に弟子入りし、修行を積んで心と技を磨く。 親の形見である赤い胴(防具)を着けることから「赤胴鈴之助」と言われる。
ラジオでは 千葉 周作(声 - 久松保夫) 千葉 さゆり(声 - 吉永小百合) しのぶ(声 - 藤田弓子) 頓吉(声 - 古宮英昭) 横車 押之助(声 - 大平透) 竜巻 雷之進(声 - 宝田明→加々見良一) 語り手(声 - 山東昭子) と今になると豪華メンバーが出ていたのでした。
少女さゆりの声優が、大きくなって その役の名前を名乗り 吉永小百合となるわけです。
また、語り手の山東昭子は後に参議院議員となるのでした。
回りを敵に取り込まれあやうしというときに 一瞬にしてつむじ風を起こし、敵を倒す「真空斬り」
赤胴鈴之助が苦労して身につけた必殺技「真空斬り」 でした。
漫画といってしまえばそれまでですが 日本の伝承「かまいたち」や「つむじ風」といった気象現象を取り入れて それとなく伝承文化や気象現象に目を向けさせる話でした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E9%BC%AC
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