みなさんは今までに観た芝居や映画に、たくさん思い出があるでしょう。
心に残る芝居、楽しかった映画
それから俳優や女優について思うことをどんどん書いてください。
もちろん最近見た芝居や映画、これから見たい舞台や映画も歓迎します。
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[No.379]
昭和枯れすすき/新藤兼人脚本
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/25(Wed) 16:44
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> > 溝口監督は、新藤兼人にも脚本をボロクソにけなしたのだが
> > 良い脚本を書いたとき評価したという。
> 新藤兼人が一生懸命書いた脚本を
> 溝口監督は「これは脚本ではありません。ストーリーです」とつきはなす。
> 悲しみをこらえて戦後に、新藤兼人は「愛妻物語」の脚本を書く。
新藤兼人は監督として映画もつくったが
たくさんの脚本を書いています。
彼の本にあった脚本のリストを見ると
下記のものもありました。
昭和枯れすすき 1975年公開
原作は結城昌治の「ヤクザな妹」。
脚本は「わが道」の新藤兼人、監督は「砂の器」の野村芳太郎、撮影も同作の川又昂がそれそれ担当。
キャスト
原田 高橋英樹
典子 秋吉久美子
[No.378]
Re: 乙羽信子
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/25(Wed) 16:25
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昴さん
> 去年100歳で没した新藤監督の第1回監督作品の「愛妻物語」は公開時に見ています。
> 当時仲間たちとこれは「愛夫物語」だネと話したものです。確か溝口監督役が滝沢修でした。
確かに、尽くして尽くしてくれた妻のことなので「愛夫物語」なのでしょう。
夫としては、これから愛妻(行為)を実行したかったという悔いがあったのでしょう。
溝口監督役は滝沢修です。 そう本に書いています。
大映の乙羽信子は看板スターだったので、看板スターが血を吐いて死ぬ役はさせないというのを
乙羽信子は永田雅一社長と喧嘩してまで、新藤兼人の映画にでた。
そのくらい彼女は性格が一途なところがあった。
> 次の「原爆の子」はだいぶ後になってテレビで見た記憶です。彼の最後の作品「一枚のはがき」
> もよかったですね。
広島出身の新藤兼人としては
ぜひとも撮りたかった映画でした。
回りからアメリカに気をつかったらという忠告も聞かずにつくった映画は
興行的にも成功して、私が思うに、それは原爆ドーム保存、ついには世界遺産という形になっていったのだと思います。
(原爆ドームの世界遺産のきっかけというか第一歩をつくったくらいの価値がある)
しかし、小学生の時に見た私の印象は、ただ暗い映画だったのです。
それからつくった
「第五福竜丸」は失敗、独立プロは厳しい。
借金も増えて、やけっぱち最後の作品と思って作った「裸の島」
これがモスクワ国際映画祭でグランプリを受賞する。世界各国から買われて借金も返せた。
自信をつけた。
瀬戸内海に住む夫婦(殿山泰司・乙羽信子)と子ども二人。
島には井戸はないから、彼らは毎日、船を漕いで隣の大きな島へ水を汲みに行く。
桶に汲んだその水を、天びん棒で担いでは、島のてっべんまで耕されている段々畑を上り下りし、その水を作物にかけてやるのが毎日の主な労働である。
かわいた砂地はたちまち水を吸い込む。
新藤兼人は、乾いた土へ水をかけるのは、乾いた心へ水をかけるのだと思った。
人の心はみな乾いている。生きるために乾いている、それに一杯の水をかけたいのだ。
そう新藤兼人は思って映画をつくった。
「この映画は何も語らない。しかし、すべてを語っている」フランスの映画評論家の讃辞だった。
乙羽信子は後に書いている。
このとき、私は三十六歳だった。彼の愛を注がれて九年たっていた。
「裸の島」ではないが、この九年間二人の交わした言葉は、どれほどあっただろう。
映画評をまねて「何も語らないが、すべてを語っている」などとはいわないが
愛の展望も語られず、乾いた心にくり返し水を注いで時を過ごしていた。
「新藤の愛人」でいるべきか、「他の人と結婚すべきか」迷っていたころでもある。
[No.377]
Re: 乙羽信子
投稿者:昴
投稿日:2013/09/25(Wed) 11:05
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> > そして自分が監督になって映画を作った。
> > 愛妻物語 1951年公開
> > 新藤兼人の妻だった久慈孝子を乙羽信子が演じた。
去年100歳で没した新藤監督の第1回監督作品の「愛妻物語」は公開時に見ています。
当時仲間たちとこれは「愛夫物語」だネと話したものです。確か溝口監督役が滝沢修でした。
次の「原爆の子」はだいぶ後になってテレビで見た記憶です。彼の最後の作品「一枚のはがき」
もよかったですね。 昴
[No.376]
高田美和「わが愛を星に祈りて」
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/25(Wed) 05:07
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「わが愛を星に祈りて」 劇場公開 1966年
大和書房出版「わが愛を星に祈りて(佐伯浩子著)」より.
主題歌
「わが愛を星に祈りて」(岩谷時子・作詞 土田啓四郎・作曲)
梶光夫・高田美和
梶光夫と高田美和のデュエットによる「わが愛を星に祈りて」の流れる映画は
悲しいのに明るいカラー画面だった。
> 高田美和は、往年のスター高田浩吉の娘。
[No.375]
中村錦之助と共演「ひよどり草紙」
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/24(Tue) 18:47
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中村錦之助
のち
萬屋錦之介 (歌舞伎役者・映画俳優)
錦之介の映画
『笛吹童子』の菊丸
『源氏九郎颯爽記』の源氏九郎
『宮本武蔵』の宮本武蔵
『瞼の母』の番場の忠太郎
『武士道残酷物語 』の飯倉七代
『関の弥太っぺ』の関の弥太郎
『柳生一族の陰謀』の柳生宗矩
テレビ
『春の坂道』の柳生宗矩
『子連れ狼』の拝一刀
歌舞伎俳優から映画・テレビの時代劇俳優に転じて成功。若い頃の芸名は歌舞伎名跡の中村錦之助。抜群の演技力を誇り、大映の市川雷蔵と共に、時代劇若手二大スターとして映画界に君臨した。1971年に小川家一門が播磨屋を抜けるかたちで「萬屋」の屋号を使いはじめてからは萬屋錦之介に改めた。
四男であり、歌舞伎界で主役級俳優を目指すのは困難な状況だった。そこへ当時美空ひばりを抱え、ひばりの相手役として若手男優を探していた新芸術プロが着目、錦之助を映画界にスカウトし、錦之助は転身を考え始める。
錦之助は、美空ひばりとの共演作(新芸術プロ作品『ひよどり草紙』)で映画デビューをはたす。
この映画を見たときは、若い女性が大勢で座るところもない。
ひばりファンと錦之介ファンが大混在していた。
[No.374]
Re: 黒いオルフェ
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/24(Tue) 17:26
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> 音楽もすばらしかったですね。
> 同名曲の作曲者ルイス・ボンファのギターとぺりー・コモのコラボです。
DeBugmanさん ありがとうございます。
[No.373]
Re: 黒いオルフェ
投稿者:DeBugman
投稿日:2013/09/24(Tue) 17:19
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> 「黒いオルフェ」
音楽もすばらしかったですね。
同名曲の作曲者ルイス・ボンファのギターとぺりー・コモのコラボです。
http://www.youtube.com/watch?v=VZCpLplIx1I
[No.372]
内田裕也
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/24(Tue) 17:11
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> せっかくなので
> 悠木千帆(後の樹木希林)です。
> 彼女も岸田とともに文学座にいた。
悠木千帆(樹木希林)は
文学座在籍時に岸田森と結婚するが、後に離婚。
その後、内田裕也(ロック歌手)と再婚し、間に娘・内田也哉子(エッセイスト、本木雅弘夫人)がいる。
夫の内田とは長期間別居中だが、ときどき家族で旅行すると
ラジオ深夜便で彼女が語っていた。
夫の内田も、妻の相手をして、娘や娘婿とも一緒に旅行に行ったりするのは
エライ。
経済的には妻がリードしているのだが、それを認めて
呼び出しがかかると出てくるという。
もっとも長期別居中の夫と時々連絡する妻も
なかなか人間ができているのかもしれない。
芸術家の夫婦は普通の夫婦とは違う?
[No.371]
悠木千帆(後の樹木希林)
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/24(Tue) 16:59
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> 岸田森だけ印象に残っている。
> 1964年に
> 悠木千帆(後の樹木希林)と結婚したので
> この映画の時はまだ二人は夫婦だった。
> (1968年に悠木と離婚)
せっかくなので
悠木千帆(後の樹木希林)です。
彼女も岸田とともに文学座にいた。
テレビドラマ
水曜劇場 時間ですよ(TBS)
ナショナル劇場 七人の孫(TBS)
水曜劇場 寺内貫太郎一家(TBS)
水曜劇場 ムー(TBS)
水曜劇場 ムー一族(TBS)
連続テレビ小説 はね駒(1986年、NHK)
大河ドラマ 翔ぶが如く(1990年、NHK) - 天璋院付き老女・幾島役
大河ドラマ 葵徳川三代(2000年、NHK) - お福(春日局) 役
ドラマ人間模様 夢千代日記(NHK)
映画
ママいつまでも生きてね(1970年) - 岡村看護婦 役
喜劇 夜光族(1971年) - テツ子 役
赤ちょうちん(1974年、日活) - 吉村クニ子 役
告訴せず(1975年、東宝) - 木谷春子 役
エデンの海(1976年、東宝) - お筆っあん 役
はなれ瞽女おりん(1977年) - 一瀬たま 役
トラック野郎 突撃一番星(1978年、東映) - 石部スミ 役
金田一耕助の冒険(1979年) - たね 役
野菊の墓(1981年) - お増 役
刑事物語(1982年、東宝) - 矢代スミ刑事課庶務 役
天城越え(1983年、松竹) - 土谷良作の妻 役
さびしんぼう(1985年、東宝) - 雨野テルエ 役
つる -鶴-(1988年、東宝) - 由良 役
大誘拐 〜Rainbow kids〜(1991年、東宝) - 中村くら 役
夢の女(1993年) - お松 役
RAMPO(1994年) - 女中頭 / 根津界隈の主婦 役
美味しんぼ(1996年、松竹) - トメ 役
必殺始末人(1997年、松竹) - おとら 役
39 刑法第三十九条(1999年、松竹) - 長村時雨 役
ダンボールハウスガール(2001年) - 黒川大家 役
命(2002年、東映) - 美里の母 役
ほたるの星(2004年、角川映画) - 橋本校長 役
[No.370]
「水で書かれた物語」
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/24(Tue) 16:28
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水で書かれた物語 1965年公開
石坂洋次郎原作の文芸もの。
http://movie.walkerplus.com/mv21600/
岡田茉莉子 入川保則 山形勲 浅丘ルリ子
等が出るのだが
岸田森だけ印象に残っている。
1964年に
悠木千帆(後の樹木希林)と結婚したので
この映画の時はまだ二人は夫婦だった。
(1968年に悠木と離婚)
岸田森は性格俳優だと思うが、「怪奇大作戦」(TBS)が、円谷プロとの初仕事となる。
以後「僕は円谷育ち」と公言するくらいになる。
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