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[No.158] オーケストラの少女 投稿者:  投稿日:2013/09/11(Wed) 09:57
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みなさん、こんにちは。
「オーケストラの少女」(37)を映画館で見たのはいつ頃だったか?15年
前の4月、テレビで久しぶりに見てそのときの感激を追体験しました。
失業楽士を父に持つ少女ディアナ・ダービンが当時の世界的名指揮者
ストコフスキーに懇願して、最後には彼の指揮でトラビアータを演奏
する失業楽団員の素晴らしい笑顔、良かったですね。
ダービンの奇計で父たちの演奏するハンガリア狂詩曲の途中でストコ
フスキーの手がひくひくと動き出すカット、見事でした。  昴


[No.305] Re: オーケストラの少女 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/19(Thu) 17:12
[関連記事

昴さん、こんにちは。

> 「オーケストラの少女」(37)を映画館で見たのはいつ頃だったか?15年
> 前の4月、テレビで久しぶりに見てそのときの感激を追体験しました。
> 失業楽士を父に持つ少女ディアナ・ダービンが当時の世界的名指揮者
> ストコフスキーに懇願して、最後には彼の指揮でトラビアータを演奏
> する失業楽団員の素晴らしい笑顔、良かったですね。
> ダービンの奇計で父たちの演奏するハンガリア狂詩曲の途中でストコ
> フスキーの手がひくひくと動き出すカット、見事でした。  

いま読んでいる本に
この映画のことが載っていました。
著者は感激して5回も見たとか。

ディアナ・ダービンの天使のような歌声
ストコフスキー指揮のフィラデルフィア交響楽団の音色のとりこになった。

彼女の堂々たる演技とその歌声に魅せられた人は多い。
オペラ「椿姫」から乾杯の歌、モーツアルトの「ハレルヤ」、
オーケストラはチャイコフスキーの「第五交響曲」
ワーグナーの「ローエングリン序曲」
リストの「ハンガリアン・ラプソディ」

しかし、映画館を一歩出ると、外の世界では戦時色が色濃くなり、頭の上には戦雲が漂っていた。

   高橋巌夫:昭和激動の音楽物語

この本には
戦前来日した世界一流の演奏家がざっと紹介されています。

  昭和二年  ジンバリスト
  昭和三年  ティボー、クライスラー
  昭和四年  ガリクリチ、セゴヴィア
  昭和六年  シゲッティ、ハイフェッツ
  昭和七年  シゲッティ、ジンバリスト
  昭和八年  モイセヴィッチ、フリードマン
  昭和十年  ルービンシュテイン、シャリアピン
  昭和十一年  シャリアピン、ケンプ
  昭和十二年  マレシャル、エルマン

この中で、ハイフェッツやシャリアピンの名前は知っていましたが
シゲッティの名が書かれてあるのを見て
太宰治の「ダス・ゲマイネ」に名前のあったことを思い出しました。

これを見るまでは、あれは太宰の創作だと思っていました。