中村錦之助 のち 萬屋錦之介 (歌舞伎役者・映画俳優)
錦之介の映画 『笛吹童子』の菊丸 『源氏九郎颯爽記』の源氏九郎 『宮本武蔵』の宮本武蔵 『瞼の母』の番場の忠太郎 『武士道残酷物語 』の飯倉七代 『関の弥太っぺ』の関の弥太郎 『柳生一族の陰謀』の柳生宗矩
テレビ 『春の坂道』の柳生宗矩 『子連れ狼』の拝一刀
歌舞伎俳優から映画・テレビの時代劇俳優に転じて成功。若い頃の芸名は歌舞伎名跡の中村錦之助。抜群の演技力を誇り、大映の市川雷蔵と共に、時代劇若手二大スターとして映画界に君臨した。1971年に小川家一門が播磨屋を抜けるかたちで「萬屋」の屋号を使いはじめてからは萬屋錦之介に改めた。
四男であり、歌舞伎界で主役級俳優を目指すのは困難な状況だった。そこへ当時美空ひばりを抱え、ひばりの相手役として若手男優を探していた新芸術プロが着目、錦之助を映画界にスカウトし、錦之助は転身を考え始める。
錦之助は、美空ひばりとの共演作(新芸術プロ作品『ひよどり草紙』)で映画デビューをはたす。
この映画を見たときは、若い女性が大勢で座るところもない。 ひばりファンと錦之介ファンが大混在していた。
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