昴さん、夏子さん、みなさん > > 今朝のラジオ「きょうは何の日」で「二十四の瞳」が封切られた日と言っていました。60年近く前になる > > んですね。木下恵介の名作、デコちゃん演じる若き女教師大石先生と12人の分教場の生徒たち。
> 先生に引率されて団体で見に行った映画でした。時々、この団体鑑賞がありました。 > 帰宅後、子供たちで「二十四の瞳ごっこ」をして遊びました(^O^)/ > その後、テレビでも何回も見ました。これはやっぱり子供が見るより、大人が見た > ほうがよく分かる映画でしたね。
大石先生の夫役だった天本英世はユニークな俳優でしたが ほとんどの人は気がつかなかったでしょう。
柿の木に登って、柿を取ろうとして 枝が折れ、落ちて死んでしまった大石先生の息子。 食べ物が少なくて、空腹で、さぞ食べたかったろう。 柿の木の枝は折れやすいので注意とは、よく言われます。
> あれは松山善三監督の作品でした。さすが木下監督のお弟子さんだけあって、映画の > 雰囲気が似ていますね。ふっと、木下監督の作品だったような気がしていました(^^;
少女時代の高峰秀子が主演の「馬」(1941年)という映画は名作ですが 盛岡ロケや他の東北地方でも撮影しました、
【監督・脚本】 山本嘉次郎 【製作主任】 黒澤 明 【出 演】 高峰秀子、藤原鶏太、竹久千恵子、 丸山定夫、沢村貞子、小杉義男 ほか
馬が好きで、身重の母馬を、そして生まれた仔馬を、懸命に世話する少女いね(高峰)。 監督の山本嘉次郎が多忙だった為、実際にはほぼ全編、黒澤明がメガホンを取った。
あるとき 高峰が乗っていた馬が観客の何かの動作に驚いたのか 突然走り出し、高峰は振り落とされそうになった。 とっさに黒澤が馬の前に出て必死になって止めた。
黒澤は撮影が終わると夜に脚本を書いていた。 そんな黒澤のそばに行って彼の仕事をてつだったりした高峰は いつしか黒澤にひかれるようになった。
黒澤が、高峰の母親に二人の結婚を願い出ると 母親は「助監督ふぜいに娘はやれない」と断った。 これに発憤した黒澤は世界のクロサワになったと言われている。 高峰秀子の書いた本を読むと 実際は、彼女の養父母が彼女は大事な金づるだったので 相手が映画監督であっても結婚させたくなかったようである。
これは 乙羽信子の場合も同様で 育ての親にとって、女優の娘は、金のなる木であるから 娘の将来よりは自分たちの生活のほうが大事だったようである。
こんな親の元にいたら自分の将来はないと考えた高峰秀子は パリに留学する。
やっと親から独立することができた高峰のところに 松山からのプロポーズが届く。 質素な結婚生活だったという。
|