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[No.265] ミクロの決死圏 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/17(Tue) 11:16
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空想科学映画
ミクロの決死圏
http://movie.walkerplus.com/mv8680/

これは面白い映画でした。

ところで
このアイデアは手塚治虫のものだそうです。オリジナリティは手塚にあり。

鉄腕アトムのアニメをアメリカに売り込んで
アトムシリーズの中に、このアイデアのある作品があって
それを見たアメリカの会社から
このアイデアを別の作品に使いたいという映画会社があるので
よかったら、その会社が日本の手塚のもとに直接交渉する
という知らせがあったのだそうです。

そこで手塚治虫は待っていたのですが
とうとう交渉の知らせもなく、アイデアの譲渡という契約も
かわされないまま
無断で手塚のアイデアが使われてしまったのだそうです。

このことを、手塚治虫は岩波新書か何かに書いてあったような記憶があります。

ディズニーのライオンキングは手塚治虫のジャングル大帝の盗作では
ないかという声があり、私もそう思うのですが
これについては
手塚は、自分も若いころディズニーの映画にどれほど影響を受けたかわからない
ディズニーには感謝している。
だから、ジャングル大帝がライオンキングの中にすっかりとりこまれたとしても
自分はディズニーには抗議しないと書いています。


しかし、ミクロの決死圏は別だというのです。


[No.277] 「ターミネーター2」 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/18(Wed) 18:42
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> ミクロの決死圏
> http://movie.walkerplus.com/mv8680/

> ところで
> このアイデアは手塚治虫のものだそうです。オリジナリティは手塚にあり。

漫画とアメリカ映画の似たような関係は
「ターミネーター2」(1991年)でも見られます。

アーノルド・シュワルツェネッガーが活躍する映画ですが
主役の母子を襲う(恐ろしい)ターミネーターは
変形自在の液体金属で構成された最新モデルT-1000型です。

映画を見れば私の説明よりわかるのですが
このT-1000型のターミネイターはすごい能力を持っている。
 コピーした人物は必ず殺すため、その人物と完全に入れ替わることができ、高い隠密性を持つ。
 また、腕などを変形・硬化させてナイフや剣などの白兵戦用の武器として扱うこともできる。
 劇中では頻繁に指を尖らせたり、腕を剣のようにしたり、鈎爪のように変形させたりしていた。
 全身を平面化して床などに化ける事も出来、触れた物体の色、模様、質感をほぼ完全に再現できる。

さて
こうした“腕”そのものを凶器に用いる描写については
日本の漫画、岩明均の「寄生獣」と似ています。
あるサイトによると、この映画監督のジェームズ・キャメロンは「寄生獣」の読者であり、岩明とこの監督の間で「寄生獣」のアイデアを映画に使うことは、互いに合意しているとか。

「寄生獣」という漫画を知っている人はやはりオタクでしょう。