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[No.309] 「情熱;の詩人啄木」 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/20(Fri) 05:58
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「春まだ浅く」
 石川啄木作詩、古賀政男作曲

日活映画「情熱の詩人啄木」の主題歌  1936年(昭和11年)

http://www.youtube.com/watch?v=nqtWdpwdowM

この古賀政男作曲の
ものがなしいメロディーは毎日
盛岡市役所のスピーカーから12時に流れてくるのです。

なお
啄木の作詞した歌には
1番と5番の歌詞の最後の部分が抜けているが
どのように補作されたのかを説明されています。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000105799


同じタイトルの大映の映画(1962年)がありますが
別のものです。


[No.315] : 「錆びたナイフ」 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/20(Fri) 12:32
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> 「春まだ浅く」
>  石川啄木作詩、古賀政男作曲

錆びたナイフ  1958年公開

この映画の主題歌も
石原裕次郎 が歌っている。

「錆びたナイフ」
  作詞:荻原四朗
  作曲:上原賢六

   砂山の砂を
   指で掘ってたら
   まっかに錆びた
   ジャックナイフが 出て来たよ

この歌詞は
石川啄木の
 「いたく錆し ピストル出でぬ砂山の 砂を指もて 掘りあてありし」
がヒントになって作られたということを
どこかで読んだことがある。


[No.321] 「雨情」 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/20(Fri) 15:36
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石川啄木と
札幌や小樽時代を一緒にすごした
野口雨情の映画

「雨情」 1957年、東京映画
 時雨音羽原作、八木隆一郎+高岩肇脚本、久松征静児監督作品。

野口雨情の放浪時代を完全なフィクションの形で描いた作品。

この映画で、雨情(森繁久彌)が歌う「船頭小唄」は絶品といわれます。

しかし、実際の雨情とはあまりにも離れすぎていて
雨情をよく知る時雨音羽の原作にしてはひどいと怒る人もいます。


[No.335] 啄木の歌 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/21(Sat) 17:43
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啄木の短歌の影響は大きい

以下に2つ例を揚げる。

◎ 青い背広で  藤山一郎
http://www.youtube.com/watch?v=uum9AQrWcU8
  作詞:佐藤惣之助 作曲:古賀政男

「新しき背広など着て旅をせんしかく今年も思ひすぎたる」
(石川啄木)

「ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広を着て
きままなる旅にいでてみん。」
(萩原朔太郎 「旅上」より)

石川啄木 → 萩原朔太郎 → 佐藤惣之助


☆ 谷村新司の「昴(すばる)」
  http://www.youtube.com/watch?v=4_UXWMwq03Q

  呼吸(いき)すれば、
  胸の中(うち)にて鳴る音あり。
  凩(こがらし)よりもさびしきその音!

  眼閉づれど、
  心にうかぶ何もなし。
  さびしくも、また、眼をあけるかな。

 これは石川啄木の歌集『悲しき玩具』の冒頭の二首である。

 はて? 谷村新司の「昴」の歌詞に似ている。

  目を閉じて 何も見えず
  哀しくて目を開ければ
  荒野に向かう道より 他に見えるものはなし
  ・・・・・ ・・・・・

  呼吸をすれば 胸の中 
  凩は吠(な)き続ける
  されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなり
  ・・・・・ ・・・・・

 谷村新司は、啄木の歌を参考にしたと、どこかで書いています。


これらに関する映画がなかったので
啄木の映画を紹介しておきます。

  若き日の啄木 雲は天才である  1954年