啄木の短歌の影響は大きい
以下に2つ例を揚げる。
◎ 青い背広で 藤山一郎 http://www.youtube.com/watch?v=uum9AQrWcU8 作詞:佐藤惣之助 作曲:古賀政男
「新しき背広など着て旅をせんしかく今年も思ひすぎたる」 (石川啄木)
「ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し せめては新しき背広を着て きままなる旅にいでてみん。」 (萩原朔太郎 「旅上」より)
石川啄木 → 萩原朔太郎 → 佐藤惣之助
☆ 谷村新司の「昴(すばる)」 http://www.youtube.com/watch?v=4_UXWMwq03Q
呼吸(いき)すれば、 胸の中(うち)にて鳴る音あり。 凩(こがらし)よりもさびしきその音!
眼閉づれど、 心にうかぶ何もなし。 さびしくも、また、眼をあけるかな。
これは石川啄木の歌集『悲しき玩具』の冒頭の二首である。
はて? 谷村新司の「昴」の歌詞に似ている。
目を閉じて 何も見えず 哀しくて目を開ければ 荒野に向かう道より 他に見えるものはなし ・・・・・ ・・・・・
呼吸をすれば 胸の中 凩は吠(な)き続ける されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなり ・・・・・ ・・・・・
谷村新司は、啄木の歌を参考にしたと、どこかで書いています。
これらに関する映画がなかったので 啄木の映画を紹介しておきます。
若き日の啄木 雲は天才である 1954年
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