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[No.438] 「青い山脈」 投稿者:さんらく亭  投稿日:2013/10/01(Tue) 09:33
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朝刊の連載小説を待ち兼ねて読んだのは未だ疎開先の田舎の中学生のときでした。高校2年のとき疎開先から戻った神戸にはまだ焼跡が残り闇屋が横行していたがそんな世相に青い山脈が映画化されて世の中が明るくなった。民主主義っていいなという感じを持った映画でした。

素朴な杉葉子、可愛い若山セツ子、お色気の木暮実千代、気品ある原節子。
杉葉子のややシャクレタ顔と水着姿の脚の長いのが瞼に浮かびます。
「予科練くずれ」という言葉が出てきて、私の兄も予科練帰りなので腹が立った記憶があります

あの「青い山脈」の歌声 
♪若く明るい歌声に 雪崩も消える 花も咲く〜〜〜〜〜♪
高校の同窓会では校歌(高校、旧中学校、旧女学校)、応援歌のあと「青い山脈」を歌うことになっています。いつの頃かメロウのオフでも最後にこの歌の合唱でお開きになるという慣わしがありました。

昭和ヒトケタには忘れることのできない映画であり歌です。


[No.445] Re: 「青い山脈」 投稿者:  投稿日:2013/10/01(Tue) 17:54
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さんらく亭さん、みなさん、

「青い山脈」(49)、今井正の戦後4作目ですが、大ヒットしてその年に「続青い山脈」も作っています。
そういえばこの49年には名作がかなりあります、小津安二郎「晩春」黒沢明「野良犬」木下恵介「お嬢さん乾
杯」など。

> あの「青い山脈」の歌声 
> ♪若く明るい歌声に 雪崩も消える 花も咲く〜〜〜〜〜♪

この歌は、老人ホームなどの敬老会・食事会でみんなで歌うときの定番で、私たちハーモニカ愛好会10数名
の伴奏に合わせてジジ・ババ元気で歌ってくれます。中には歌詞カードを見ないでも歌える人がいるほどですよ。
「みかんの花咲く丘」「高原列車は行く」なども。脱線しました、ではまた。昴


[No.447] Re: 「青い山脈」 投稿者:マーチャン  投稿日:2013/10/01(Tue) 20:22
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さんらく亭さ 昴さん みなさん

> 素朴な杉葉子、可愛い若山セツ子、お色気の木暮実千代、気品ある原節子。
> 杉葉子のややシャクレタ顔と水着姿の脚の長いのが瞼に浮かびます。
> 「予科練くずれ」という言葉が出てきて、私の兄も予科練帰りなので腹が立った記憶があります

 ラブレターの「恋しい恋しい」を「変しい変しい」と書いている
 パソコン時代には考えらない「間違い」

 小生意気な女の子、笹井さんといいましたでしょうか。

 そして、ガンちゃん。立ち上がっていきなり「セネカいわく」と言い出したりして。

 とにかく楽しい映画でしたね。


[No.454] Re: 「青い山脈」 投稿者:男爵  投稿日:2013/10/02(Wed) 15:38
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さんらく亭さん、 昴さん、マーチャン、 みなさん

> あの「青い山脈」の歌声 

> 高校の同窓会では校歌(高校、旧中学校、旧女学校)、応援歌のあと「青い山脈」を歌うことになっています。いつの頃かメロウのオフでも最後にこの歌の合唱でお開きになるという慣わしがありました。

> 昭和ヒトケタには忘れることのできない映画であり歌です。

石坂洋次郎は「若い人」を書いて(1937)、右翼から圧力を受けるようになった。
戦後になって自由に小説を書けるようになって
石坂洋次郎も一般の庶民も喜んだことでしょう。

さて
私が疑問に思うのは
 「恋しい」と書くつもりが「変しい」と書いてしまったこと。
   漢字は難しい。

戦後まもなくだから、旧字だったのではないでしょうか。
つまり
 「戀しい」とかくところを「變しい」と書いたのではないでしょうか。      


[No.455] Re: 「青い山脈」 投稿者:さんらく亭  投稿日:2013/10/02(Wed) 17:06
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> さて
> 私が疑問に思うのは
>  「恋しい」と書くつもりが「変しい」と書いてしまったこと。
>    漢字は難しい。
> 戦後まもなくだから、旧字だったのではないでしょうか。
> つまり
>  「戀しい」とかくところを「變しい」と書いたのではないでしょうか。

戦時中は「愛」は愛国とか愛馬とかでよく使いましたが「恋」の字を公然と使う機会はなかった、そのことを石坂は言いたかったんだと思います。若者が「恋」から切り離されていた時代だったことを暗示したものと、あれを読んだ当時そう思いました。

戦時中の学生は旧字でも相当難しい字を読み書き出来ました。
「恋しい」という気持はあってもそれをこの漢字に書き表すことが出来ずよく似た「変しい」になったのを、石坂洋次郎はラブレター筆者の無知を笑っているようで実はその時代を批判したのだと、高校生の私はそう思っていました。

 ひねくれていたのかな?
      
      


[No.459] Re: 「青い山脈」 投稿者:マーチャン  投稿日:2013/10/03(Thu) 06:52
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さんらく亭さん みなさん

> 戦時中は「愛」は愛国とか愛馬とかでよく使いましたが「恋」の字を公然と使う機会はなかった、そのことを石坂は言いたかったんだと思います。若者が「恋」から切り離されていた時代だったことを暗示したものと、あれを読んだ当時そう思いました。
>
> 戦時中の学生は旧字でも相当難しい字を読み書き出来ました。
> 「恋しい」という気持はあってもそれをこの漢字に書き表すことが出来ずよく似た「変しい」になったのを、石坂洋次郎はラブレター筆者の無知を笑っているようで実はその時代を批判したのだと、高校生の私はそう思っていました。
>
>  ひねくれていたのかな?

 さすが。そこまで深読みなさっていたのですね。

 しかし、ワープロの無い時代に、当時の方たちは、よくあんな難しい字を書けましたね。

 
 それともう一つ。原作では「女学生がお米を売りに来る」ことになっていますが
 映画では「お米」が「玉子」に化けています。

 これは、お米を売りに歩くことは食糧管理法違反なので、当局に叱られる というとで
 急遽変更したと聞いています。
 そういう時代だったのですね。


[No.460] Re: 「青い山脈」 投稿者:さんらく亭  投稿日:2013/10/03(Thu) 08:43
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マーチャン

>  さすが。そこまで深読みなさっていたのですね。

私だけでなく友達ともそんな議論(?)をしていましたよ。

>  しかし、ワープロの無い時代に、当時の方たちは、よくあんな難しい字を書けましたね。

授業で英語がない代わり漢文の時間が増えて難しい漢字の読み書きは普通に出来ていました
 
>  それともう一つ。原作では「女学生がお米を売りに来る」ことになっていますが
>  映画では「お米」が「玉子」に化けています。

そうでした。覚えています(^-^)

         さんらく亭@甲子園


[No.462] Re: 「青い山脈」 投稿者:さんらく亭  投稿日:2013/10/03(Thu) 11:50
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マーチャン

本筋から外れて失礼します(;_;)

> しかし、ワープロの無い時代に、当時の方たちは、よくあんな難しい字を書けましたね。

餘談ですが、當時の教科書は全部舊字でしたから誰でも出来ました

わたしは中學校で一年生のとき國語の擔當は瀧澤總一郎という廣島縣人で實に聲の大きい蠻カラ教師。數學は濱邊豐吉という禮儀正しい伊豫の方でした。
(と、今でもこれ、時間かかりますが手書きでもなんとか舊字で書けます)

ワープロのない時代だからこそ自力で読んで・書いて身についたと思います。
無駄な労力だったといえばその通りでしょうね

          


[No.463] Re: 「青い山脈」 投稿者:男爵  投稿日:2013/10/03(Thu) 16:47
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さんらく亭さん、マーチャン

> 餘談ですが、當時の教科書は全部舊字でしたから誰でも出来ました

> ワープロのない時代だからこそ自力で読んで・書いて身についたと思います。
> 無駄な労力だったといえばその通りでしょうね

台湾の漢字も香港の漢字も
むかしのままの正しい漢字です。 韓国も旧漢字です。

日本は改革をしたから少し変わってしまった。

北京の漢字は省略しすぎて、判読できない。
(発音が同じだと、別の漢字も転用されている)

ということはやっばり
ラブレターも、「變しい」と書いたのですね。
   「変しい」とは書かないで。