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昔の映画ですが、 you tube で監督のマルセル・カルネ他アルレッティ、ルイ・ジュウベー、アナベラ、ジャン・ピエール・オーモンらの懐かしい名前、古い橋などが見られますね。観た頃は私も若かった。この企画のおかげで思い出しました。
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パリのサン・マルタン運河のほとりに建つ北ホテルは貧しい人向けの安宿で、そこには様々な人生が吹き溜まっていた。ある日、失業をはかなんだ若きピエール(J=P・オーモン)と恋人ルネ(アナベラ)がその一室で心中を図った。最後の接吻を交わし女を射った男はしかし、急に恐怖にかられ自分に銃口を向けられず、隣室の中年男エドモン(L・ジューヴェ)に促されその場を去るが、翌日には警察に自首し、ルネも命を取りとめる。行くあてのない彼女はホテルでメイドとして働くことになり、想いを寄せていたエドモンは情婦のレイモンド(アルレッティ)と縁を切る。刑務所のピエールはルネに別れ話を持ちかける。彼女は思い切ってエドモンとマルセイユに発つことにしたが、結局、ピエールに未練があり、ホテルへ舞い戻る。7月14日、革命記念日の騒ぎの中、エドモンはかつての仲間に撃たれてしまう……。H・ジャンソンとJ・オーランシェの台詞は耳に心地よく、アルマン・トローネルのセットも見事。L・ジューヴェの苦みばしった個性が映画に締まりを与えている、M・カルネの戦前の代表作。
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ザックスさん
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