久しぶりに観ました。感動で胸がいっぱいです。ラストシ−ン、ジーンと来ますね。 やっぱり、ジャンギャバンは名優ですね。
脇役陣も充実していて最後まで飽きさせない。スリマン刑事も良かったですね。献身的な女、イネスの、あの眼も忘れられない。
家に、むかし買ったDVDがあったもんで。モノクロがまた、いいですね。いいモノクロ映画を見ると、色付きのが、急に安っぽく見えてきます。
可愛がっていた手下の死と、突然現れて、パリの香りをふんだんにまき散らした美貌の女ギャビー、このふたつが、ペペの頭を狂わしてしまったのでしょうか。
ギャビーもペペもパリで生まれ、小学校まですぐ近くだった。ギャビーもペペの魅力に取りつかれている。このところの設定もいい。
仲間を裏切ったレジスへのリンチも凄惨だったけれど、ああいう裏社会では、あれ位規律を厳しくしないと、なかなかまとまらないんでしょうね。
仲間の連れ合いで、太っちょの女タニアは、その昔シャンソンを歌っていてそれを作中で披露してくれるので、聴いていると、歌詞が面白い。アメリカには気の毒だけれど、みながアメリカがいい、いいというので、行ってみたけど、ろくな仕事にもありつけず。結局古巣のパリへ戻ったという、パリ賛歌のような内容だった。
さすが、巨匠と言われたジュリアン・デュヴィヴィエが、メガホンを取っただけのことはある。(@_@。
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