沢山見ているので、今、これと指定できないのですが、私が新劇を見るようになった訳は 旧制高校の同級、同寮の今は亡き有馬昌君が大学に進まずにいきなり新劇の世界に飛び込んだのです。
以来、彼の出る演目はもとより、出ないのでもこれは、というのは観てきました。彼は顔が濃くて個性的でしたので文学座の中でも頭角を現し、いい役で出るようになり、テレビでも政治家役で出たりしていました。
奥さんは早川雪舟の娘さんで美人でした。 のちに文学座から劇団雲に移り、活躍していたのですが、惜しくも早逝しました。もう15年ほど前でしょうか。
彼のお蔭で新劇(俳優座も含めて)に目を開かされ、随分いいものを沢山観られたなあ、と感謝しています。
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