男爵さん & みなさん
> 小島(こじま)の春(1940) > > 在宅らい病(ハンセン病)患者を国立療養所に収容する旅を記録した小川正子の同名手記を、八木保太郎が脚色し豊田四郎が監督した。 > > 高峰秀子に強い影響を与えたという杉村春子の熱演や、戦前の瀬戸内海の美しい風景を切り取った映像など、高い評価を受けた。 > > しかしその反面、らい病の誤った知識を描いていることから、批判も多い。 > > ということがネットの某サイトに書かれているが > 当時のことを考えると、いまの常識で批判するのは妥当ではないだろう。
その通りです。 らい病に伝染性はないことがわかった現代では、この映画の鑑賞の仕方も 変わってくるでしょうが、この映画が作られた時期には・・・
> もっとも、それは時代とともに社会情勢も変わるから > いつまでも、この映画の状態のままではいけないのであるが。
かと言ってどうすればいいのでしょう? 私はその昔、この小島に行って、まだ昔のままの収容施設で患者さんたち とお話をしたことがあります。一年後輩の男性は卒業後ずっと小島で仕事を していました。昭和30年代のことです。
科学は新薬を見つけ、病気の伝染性を否定しましたが、世間の人たちの口 さがない噂や患者さんたちの外見の変化はどうすることもできません。人類 の悲しい歴史がもっともっと修正されるのを願うばかりです。
まや
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