YKOMAさん こんにちは > 相手役は脚線美の可愛いフランソワーズ・アルヌールで、とりわけテーマ曲がよかったなあ。
2回見ました。1回目は若いころでフランソワーズ・アルヌールが小柄で可愛いグラマーで眼がキレイなのに惹かれました。ハリウッドやイタリア映画の女優はみんなデカくて圧倒される存在だが彼女はその辺に居る親しみやすい感じがしたものです(^_-)/
2回目はそれから30年ほど経って名画フェスティバルみたいな会で見たときは自分自身がこの作品の中のジャン・ギャバンに近い中年になっていて、ギャバンの気持になって見ていました。邦題の「ヘッドライト」は最初見たときは何とも思いませんでしたが2回目に見てこれは翻訳したタイトルが素晴らしいと思いました。
ヘッドライトに照らされている狭い範囲だけが見えるだけでその先の方までは明かりは届かない。先が暗くて見えず、人生の先が読めない、不安な状態が続いていくというのを暗示するタイトルです。原題の「DES GENS SANS IMPORTANCE」を安易に直訳しないで主人公の心の状況を表現したタイトルです。 その当時は外国映画のタイトルの邦題の付け方に配給会社が真剣に取り組んでいたことの実例です。いまは安易に外国語をそのままカタカナにしただけのエーカゲンなのが多いと嘆く今日この頃です。
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