「刑事コロンボ」まだやってますね〜、NHKBS3で毎週土曜日の午後。
いちど見たと知っていて又見てしまいます。きのうは「2枚のドガの絵」でした。 今までに見た中で私が好きなベスト5は、「構想の死角」「自縛の紐」「溶ける糸」「別れのワイン」そして「2枚のドガの絵」です
1972年が第1作でコロンボ役のピーター・フォークが2011年に亡くなる2年前までに69話作られたそうですが、その殆どを見ています。普通の探偵モノと違って初めに犯行があって犯人も手口も観客には分かっている。そこへ刑事が駆けつけて如何にして犯人の手の込んだ犯罪を暴くかという筋書きは変わりありません。
犯人は必ずエリート、有名人、上流階級、大金持と決まっていて完全犯罪を企んでいる。対照的にコロンボはボサボサ頭で猫背にヨレヨレのレインコートを着て安物の葉巻を咥えたしょぼくれた中年で難事件を解決する敏腕刑事とは到底思えない。犯人も極悪人として描かれてなくて犯行の一面には人間としての弱みや一種の味わいを持たせているのも刑事モノとして変わったところです
日本語の声の吹き替えが最初の小池朝雄が亡くなって石田太郎に替わったときは違和感を覚えましたが今は誰か知りません。コロンボも永年やって歳とって顔の皺も髪の毛もかなり老けましたが却って魅力が増しています。NHKBSの放映予定を見るとまだまだ続くようで楽しみです。 来週11.2は「もうひとつの鍵」。
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