画像サイズ: 292×533 (30kB) | くるくるさん、まやさん & みなさん、今日は!
> > > > 東北北海道関東にはなじみのある納豆でも > > > > 関西や九州ではあまり食べないようです。 > > > > > 九州人の私。20歳過ぎまで納豆は苦手でした。
> 私が初めて納豆を食べたのは昭和29年、22歳のときで、蔵王の山 > の宿で出されたのでした。今はケアハウスの毎朝の食事に出されますの > で拒絶せずに食べています。しかし、好きにはなれないまま・・・自分 > で献立するとなればメニューには入らないでしょう。
納豆には 糸を引く納豆と乾燥納豆とがあります。
糸を引く納豆は、我々がふだん食べている納豆で 煮たり蒸したりした大豆をわらに入れて包んでおくと わらに付いている枯草菌の一種である納豆菌の働きで自然に納豆ができるものです。 (秋田の横手の金沢:かねざわには、八幡太郎義家の部下達が兵糧として煮大豆を蓄えておいたのが自然発酵して納豆になったという伝説があります 後三年の役)
いっぽう、乾燥納豆の方は浜納豆とか大徳寺納豆の名で呼ばれるものです。 これは古く中国から伝えられ、奈良時代から宮中でもつくっていたそうです。 室町期に納豆とか唐(から)納豆と呼ばれ、寺院でつくることが多かったため 寺納豆ともいわれます。 納豆という名前は、寺の納所(なっしょ:台所)で作られたからという説が有力です。 京都の大徳寺納豆、天竜寺納豆などがあり 浜名湖畔の大福寺でつくられたものは浜名納豆(浜納豆)として有名です。 作り方は、柔らかく煮たダイズに醤油コウジカビを植えてこうじ豆をつくり 塩水に浸けて3〜4ヵ月発酵させてから、豆をとり出して乾燥する。 このときの発酵菌は主として耐塩性の乳酸菌なのです。
大徳寺納豆や浜納豆は塩分が強いから、一度にたくさん食べないで、毎日数粒食べたほうがよさそうです。 こちらのほうは中国にも仲間が健在で、中国人は調味料として使っています。 納豆というよりは、味噌や醤油の仲間ですね。 |