>日本の食生活全集 農山漁村文化協会 >という全集があります。
その中の42巻 聞き書 長崎の食事
長崎も地域によって異なるが、諫早地方です。
四季の食生活
冬の朝食 高菜の漬物、麦飯、しし貝の味噌汁 しし貝は赤貝の一種
冬の昼食 ずうし、塩いわしのぼんぼん焼き ずうしとはぞうすいのこと、飯に大根、にんじん、里芋、煮干しを入れて作る。
冬の夕食 たくあん、ぐちとかんころ大根の煮つけ、麦飯、ぬっぺい ぐちは魚のいしもちのこと。ぬっぺいは野菜をさいの目に切り、煮干しか塩くじらでだしをとり、サツマイモ澱粉であんかけを加える。
春の昼食 煮なます(大根、にんじん、煮干し)、麦飯、わかめの味噌汁
春の夕食 ねぎの酢ぬた、麦飯、じゃがいもと塩くじらの煮つけ
夏の昼食 うりの塩漬、高菜の油炒め、麦飯、ぶなぞうめん ぶなぞうめんは、ぶな(かぼちゃ)を煮干しや塩くじらでだしをとり、煮つけて素麺を入れる。
秋の夕食 およごし(ぶな、はすいも、いもんこ)、ふなんこぐり(ふなと大根の煮つけ)、麦飯 いもんこは里芋のこと。
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