夏休みには海と山、それに母の実家で過ごすのが私の子供時代の例年の過ごし方 でした。
幼少のころから毎年の行事のようになっていたようです。海へはハイハイする頃 から・・・父が会社の友人たちと出かけていたらしく、私は知らない人の膝に抱か れた写真があります。海は行橋から1キロくらい歩いていく長井の浜で、毎年、海 に行かなかった年はなかったようです(写真が残っています。) 真っ赤に焼けた背中の水膨れが痛かったことや、父の背中の日焼けして薄くはが れそうになった皮をはいだりしていたこ・・・
それに、山にも・・・山は(福岡県で)彦山に登ったり、その山の龍門峡という 峡谷に設営したキャンプ村でのテント生活。飯盒で炊いたご飯を食べて・・・夜に なってテント越しの月光の影が面白がったり、怖がったり・・・父の会社が購入し た山の家に柿を採りにいったり、父に頼んで、学友(算盤クラブや生物班などを引 き連れて)と一緒に山の家に行ったりしたことも懐かしい思い出です。 母のイナカの家に行くと、大体一週間ほど滞在して、近くに住んでいた従姉妹た ちと遊んだり、離れでレコードをかけたり・・・
私の子供時代の夏はそんなことで大体終わるのでした。
そして真夏の終戦の日・・・青く晴れ渡った空が印象深く思い出されます。
まや
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