変蝠林さん おはようございます
> 本日夜のNHKTVに於いて日支事変経緯の真実が詳しく放映されました。 > 正視に耐えぬ映像が続々現れ帝国陸軍の恥部曝露に慄然を覚えました。 > > 皇軍と信じて来た史観が一瞬に光軍へと転換される悪夢の刻でありました。 > > 持論である彼の雪の数日が矢張り憎むべき転換期だったと再確認しました。 > あの日皇軍派が統制派に押えられた結果の大東亜戦争惨敗でありました。
最近再読しました『昭和史1926→1945』(半藤一利)からの孫引きになりますが、松本清張さんは『二・二六事件』で次のように書いています。
これ以後(“彼の雪の数日”)の日本は、「軍部が絶えず“二・二六”の再発(テロ)をちらつかせて政・財・言論界を脅迫した。・・・・」
人間社会には派閥がつきものです。事件そのものは人間社会の縮図たる軍部の派閥抗争でしょう。また、事件は宮城占拠を計画した軍事クーデタでしたが、要人殺害の個人的テロでもありました。が、結果としての皇道派の崩壊は20世紀前半の日本の運命を決し、歴史は第二次世界大戦へと流れていきます。
第一次世界大戦の引金は「サラエボ事件」という個人的テロでした。“2.26”は前大戦の遠因の一つと考えられます。“9.11”は集団に対する無差別テロであり、その恐怖がもたらしたものは、アフガン侵攻、そしてイラク戦争です。どうも今世紀もテロルの世紀のようです。
DeBugman
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