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[No.2958] 地下に潜った「愛国心」 投稿者:35斉  投稿日:2006/11/19(Sun) 14:54
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皆さん 今日は “教育基本法改正第二弾”


国会議員は一体何を考えているのだろうか?
教育基本法は「教育憲法」とも言われるもので、消費税の議題なんかに比べ、
途方も無いほど重要なはず。

何が途方も無いのか?第二条教育の目的・五、全てこれに尽きる。
「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、
他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」

素直に読むと何の変哲も無い、至極当然だと読み飛ばす事になる。
もし以下だとどうだろう?
(学習指導要領に則り、実際に学校の通知表で学習評価する課題)
「我が国の歴史や伝統を大切にし国を愛する心情を持つとともに、
平和を願う世界の中の日本人としての自覚を持つ・・」

これではちっとも変らん!、ではこれではどうだろう?
(これは審議会その他の資料から35斉の想像した自民党の本音)
「我が国の歴史や伝統を大切にし、全ての国民に愛国心を持たせるとともに、
他国を尊重し、国際社会の平和と・・・・・」

「心」と言う言葉のつき方次第で、意味がすごく変容してくる。
1:現教育基本法・・・・(教育勅語アレルギーで全く「心」無し)
2:改正教育基本法・・・我が国と郷土を愛するとともに、
  ※「心」はズーット離れて最後に「・・する態度」に変化
3:現学習指導要領・・・・日本人としての自覚をもって国を愛し、
  ※ 現教育基本法に引きずられ「心」なし
4:現学習の記録評価表・・・国を愛する心情を持つとともに、
5:35斉の本音想像・・全ての国民に愛国心を持たせるとともに

国を愛すると言う場合の「国」には国家権力を持った統治機構を、
含んでいないと聞きます。所謂「豊葦原の瑞穂の国」イメージです。
ところが愛国心と言う場合の「国」には、定義が決まっているわけでは、
有りませんが、国家権力・行政権力が嗅ぎ取れます。
こうなると、大反対の大合唱で法案は廃案間違い無しと考え悪智慧を。

そこで、今回の改正教育基本法となったようですが
「愛国心」は消えたのでなく地盤となって目に見えないだけかもしれません。

憲法にしても法案にしても、法解釈の名手の自民党・官僚達です。
これから充分活目しましょう。
注:(国歌国旗法の時も「現場では何も変らん!と政府答弁でしたが、
今や東京都の教師の勤務評定で一番の首切り課題となっています)

         35斉


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