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タイトル狂牛病
記事No1414
投稿日: 2004/12/22(Wed) 09:59
投稿者ポテト
参照先http://www.mellow-club.org/yokocho/mc462/mc462.html
狂牛病の本を読みました。
牛を育てるのには時間がかかるから
効率のよい飼料を与えているのですね。
本来は草原で草を食べさせるのに、それでは時間ばかりかかるから
効率の良い配合飼料を与える。
本来牛は胃袋を4つもっていて、時間をかけて消化するから
食べたらすぐ横になるのに
米国の大量飼育牧場では、牛が立ったままだそうです。
抗生物質、薬漬けの牛からとれる牛肉は、何か人間にとって
いけないものが入っているのではないか。
だから、ガンが増えてきたのではないかと推定するのですが、まあ
科学的に因果関係を解き明かしているわけではないから
なんとなく怪しい、不安があるということなのでしょう。

ファストフード店、私も時間のない時は利用しますが
いつも利用する人はリスクを考えた方がよさそうです。
オーストラリア産の牛肉は比較的安全と言われているが
やはり英国から骨粉を輸入した時期もあるので、オーストラリア
の牛肉が絶対安全とはいいきれないそうです。
でも、オーストラリアは産地を追跡調査できる体制を組んでいて
その点は日本も国内産牛について対応しているのですが
米国はまだまだという。

巨大産業界の要求に負けて、危険な米国の牛肉を輸入するのは
日本人の健康によいのか。日本政府よしっかりしろと書かれてあります。
やはり、ここにも経済という、お金の魔力が見え隠れします。

日本人の若い親子がハンバーガー店に殺到するのを米国人が見て
あれはおかしいと言うそうです。
米国でもオーストラリアでも、日本の健康食品、豆腐や寿司が
大人気で、お金のある人は争うように日本食を食べる。
それなのに肝心の日本人が、日本食よりハンバーガーを食べるのは
どういうこと? たまには変わったものを食べたいということでしょうか。

タイトルRe: 狂牛病
記事No1417
投稿日: 2004/12/24(Fri) 11:07
投稿者ポテト
参照先http://www.mellow-club.org/yokocho/mc462/mc462.html
横田哲治:牛肉が消える!、日経BP社

BSE対策が遅れている米国
検査体制
・日本では全頭検査
・米国では起立不能の牛に抽出検査
・EUでは23ヶ月を越える牛を検査
異常プリオンが集中する危険部位
・日本では焼却処分
・米国では、肉骨粉に加工して豚や鶏の餌に
・EUでは廃棄処分を義務に
追跡調査
・日本では義務づけ
・米国では、まったく行われず
・EUでは義務づけ

輸入輸出のおいしい利益
なんと日本の黒毛和種は、オーストラリアで生産されている。
日本の血統書つきの子牛を産ませてから(受精卵移植施設あり、
オーストラリアの牛の腹を借りて和牛を出産させる)
その子牛を日本に送る場合もあるし、現地で子牛を肥育し
成牛にして、その肉を日本に輸出する場合もある。
オーストラリア産の種類の牛を売れば利益は少ないが
人気の和牛を日本に持ち込めば数十倍以上の利益があるという。
同じことはアメリカもカナダも考えている。
安全性が確認されたら、和牛の輸入のほうが
国産牛より安いから商社は歓迎するのだろうか。
(国産和牛業者の危機 松阪牛などブランド牛の生産地は被害を受けそう)

松阪牛の品評会で1等になったら3000万円で売れるという。
オーストラリアで黒毛和種を肥育したら1頭10万円以下であるが、日本に輸出したら数十倍で売れる。
このあたりの事情は、中国や韓国で作られる衣料品が日本で安く売られているのと似ている。
台湾やマレーシアで作られたパソコンや電化製品が安く東京で買える。

衣料品や電化製品は海外で安く作られものを日本人が買うように
牛も海外で安く生産されたものを日本人が食べる。
衣料品や電化製品は健康に直接ひびかないが、食べ物は直接体の健康に影響があることが違うだろう。

タイトルRe^2: 狂牛病
記事No1418
投稿日: 2004/12/24(Fri) 11:49
投稿者ポテト
参照先http://www.mellow-club.org/yokocho/mc462/mc462.html
> 横田哲治:牛肉が消える!、日経BP社

米国のフィードロットの見学
まるで自動車工場のように肉牛生産がなされる光景に
驚いた著者。
牛は草食動物なのに、トウモロコシや大豆などの穀物飼料を
大量に与えられ、松阪牛を目標に脂肪をつけるための努力が
されていた。
これらの牛肉を日本の外食産業は「放牧飼育に比べておいしい」
と認め、牛丼や焼肉の食材としている。

牧場で奇異に感じたのは、牛がほとんど立っていること。
通常は、牛は餌を食べ、満腹になると静かに大地に横たわり
反芻をする。いったん食べた餌は反芻してまた次の胃に送られる。
(牛には4つの胃袋があるのは焼肉屋でおなじみの知識)
しかし、フィードロットの牛たちは反芻している光景は見られない。
これらの牛たちに起きている生理的変化はどんな影響があるだろうか。
人間のように、牛たちも食後にゲップをすることがある。
人間なら失礼ということになるが、牛たちにはそれは健康の証明
となる。
なにしろニュージーランドでは、反芻動物である牛と羊の頭数が
人口より多い。反芻する際にゲップとともに放出される炭酸ガスが
大気汚染の公害といわれるくらいである。
フィードロットの牛の胃袋に何か異変はないのだろうか。

濃厚飼料を与えられ、運動をきわめて制限された個室の中で
牛は育てられる。肥育牛が突然死することは珍しくないという。
松阪牛の典型的な病気の一つに脂肪壊死がある。
肥育が進んだ牛の腸の周囲を脂肪が硬く変質させ、消化器を
圧縮する。これに罹ると牛は突然餌を食べなくなる。
徐々に体力を弱めついに死ぬ。
もうひとつは尿結石である。人間の尿結石のように尿が出にくく
なる。
運動が不足し、配合飼料の多給により牛の胃袋に異変が起きる、
強制鼓腸炎がある。

こうした病気は出荷寸前の牛にしばしば見られるという。
ブランド牛はリスクを背負いながら飼育されている。
(人間の生活習慣病みたいなもの)
出荷寸前で病死したら商品にならないから大損。
しかし、とにかく生きているうちに、と畜場にもちこんで
肉にしてしまえば収入は保証される。

岩手県の山形村の日本短角牛の放牧経営に注目したい。
春に放牧した短角牛は、秋になると子牛を産んで里に戻ってくる。
冬の間は牛舎に飼育され、また春を迎えると山林に放牧される。
山林の下草を食べて育つ自然の姿。

地元産業を応援する意味でも、安全な短角牛を食べようと思います。
ありがとうございました。

タイトルRe^3: 狂牛病
記事No1419
投稿日: 2004/12/24(Fri) 20:35
投稿者えー
ポテトさん
地元でいい牛がいていいですね
羨ましい限りです
牛は草を食べるのが本来でしょうね
人間も歯の形を見れば何を食べるべきか
わかりますよね
歯の形を見れば何を食べるべきか
決して肉をたくさん食べるようには出来ていない
のです
ヨーロッパの人たちは寒いので肉を食べざるを
えなっかたのではないでしょうか

               えー

タイトルRe: 狂牛病
記事No1415
投稿日: 2004/12/23(Thu) 16:11
投稿者えー
ポテトさん
全くその通りです
今の日本人は食が一番危ないかも知れません
食事の問題は環境問題でもあるし健康問題でも
あるのです
私は定年退職してから環境と健康のことをいろいろと
勉強していますが食事と
この二つは全くと言っていいほど繋がっていますね

どこの牛肉がいいかなんて言う前に牛肉を食べるのを
やめましょう
私は狂牛病が出てきて良かったと思っているのです
こうなればみんな怖いから牛肉を食べるのをやめるからです

という私も牛丼やすき焼き ビフテキも大好きですが
私は幸か不幸か経済的原因から牛肉をあまり食べてません
ビフテキは年に一度か二度でしょうか

アメリカでもヨーロッパでもマクロビオティックが
とても流行っています
これは日本の桜沢 如一という人が始めたもので玄米食を
中心としたものです
いまはアメリカにいる久司道夫さんが第一人者だと
思います。
久司道夫サイト
http://www.kushimacrobiotics.com/

日本正食協会というのもありますよ
http://www.macrobiotic.gr.jp/

                     えー