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タイトルその後に来るもの 1
記事No1527
投稿日: 2005/01/19(Wed) 17:35
投稿者マーチャン
こんばんは

 葬儀が滞りなく終わると、その後に「お手続き・ツァー」が待っています。
 故人が、世界をまたに駆けて大活躍していた現役のパリパリであれば当然、片隅でひっそり暮らしていた人であっても、それなりの「お手続き」が必要となります。

 市役所、銀行・郵便局などの取引金融機関、健康保険、年金、クレジットカードなどの解約・名義書き換えの手続きは最低限必要。

 インターネットのプロバイダなどへの手続きも必要。
 生命保険に入っていたら、そちらも必要。
 世帯主であれば、電話などの公共料金一式の名義書き換えも必要。

 財産は、プラス・マイナス・ぴったりゼロという人はいないので、なんからの相続手続きが必要になってきます。
 はい。相続税の手続きもありますね。

 我々の年代の女性に聞きますと、ご主人がなくなったあと、これに一番悩まされたそうです。

 現役を引退している、専業主婦だったバアチャンの場合は「最低限組」ですが、それでも、多少はあります。

 ま、この際、日本の各種のお役所・企業の窓口見学ツァー楽しむのも面白そうですね。
 では、行ってまいります。
 

タイトルその後に来るもの 2
記事No1530
投稿日: 2005/01/20(Thu) 09:45
投稿者マーチャン
 効率的にことを進めるには、それなりの手順が必要です。
 たとえばーーー

 亡くなると、まず市役所への届け出が必要です。たいてい葬儀屋さんが代行してくれるようです。この場合、死亡診断書のオリジナルが必要です。気の利いた葬儀屋さんは、あらかじめコピーを2通程度用意しておいてくれます。できれば、さらに2通くらいコピーをとっておいたほうがいいです。
 手続き上、正本を要求するところもありますがコピーで可というところも多いですから。

 戸籍謄本などもそうです。
 あらかじめ、何が何通程度必要かを見極めてまとめて取り寄せておくと手間が省けます。
 
 私は、エクセルで「手続き進行管理表」を作り、相手別に「書類取り寄せ中」などとそれぞれ手続きの工程管理をしています。

 でも、正直言って、こういう仕事のベテランになるのは嫌ですね。

 昨日、お話しました、奥様もおっしゃっていましたが、サラリーマンで事務手続きに慣れているご子息など現役世代に手続きを頼みたくても、役所や銀行は土日がお休み。当節のサラリーマンは、なかなか会社を休めないので、結局、奥様が自分でやらざるを得なかったそうです。
 

タイトルその後に来るもの 3
記事No1534
投稿日: 2005/01/21(Fri) 15:38
投稿者マーチャン
 同居のご家族の場合は、それほどでもないようです。

 最悪なのは、独居老人、単身赴任の方などご一緒に暮らしていらっしゃらない方が急に亡くなられたときだそうです。

 どこの銀行に取引していたのか、どういう保険に入っていたのかさっぱり分からない。通帳や書類の在り処も分からないーーーということで「どこから手をつけていいのか分からない状況になる」そうです。

 だいぶ前ですが、通っていた病院に、救急車で運ばれた、まだ若い方がありました。くも膜下出血とのことでした。
 ものすごく苦しがっている、その方のもとに、おかあさんらしき方が駆けつけてきました。「かあちゃん、こんなときに、こんなこと聞きたくないけど、病院の事務員さんがわあわあ言うから教えてよ。あんたの健康保険証はどこにあるの」
 とぎれとぎれに「机の二番目の引き出しの箱の中。カギはうちポケット」などという辛そうな声が聞こえてきました。

 また、ある奥様の場合は、急死された単身赴任のご主人の取引銀行が分からない。
 たまたま、机の上にあったボールペンに銀行の名前がついていたので、それを目当てに探したーーーという話でした。

 1人暮らしの人は平時に「いざというとき対策」やっておく必要がありますね。もちろん、私もそうですが。

 

タイトルRe: その後に来るもの 3
記事No1535
投稿日: 2005/01/22(Sat) 07:46
投稿者らごら
マーチャンさん

 仰るとおりですね。
僕の場合は女房との二人暮らしでして、長男次男とも別居です。
大体において男の方が短命ですから、女房のために僕が死んだときの手続きに関するマニュアル(主に連絡先の電話番号)を作って渡してあります。
葬儀屋・寺・親類縁者・年金・健康保険・生命保険・車の保険と処分・銀行・ニフティサーブ・土地家屋・僕の遺影・・・
などです。
遺言は書いていません。(特に残す財産が無いので(*^_^*))
うちは仏教ですが、子供達は仏教とは縁のない生活でしたので、この頃になって少しずつ電子メールで仏教の話を始めているところですが、大分遅かったなと思っています。

タイトルRe^2: その後に来るもの 3
記事No1537
投稿日: 2005/01/22(Sat) 09:50
投稿者マーチャン
らごらさん

> 僕の場合は女房との二人暮らしでして、長男次男とも別居です。
> 大体において男の方が短命ですから、女房のために僕が死んだときの手続きに関するマニュアル(主に連絡先の電話番号)を作って渡してあります。
> 葬儀屋・寺・親類縁者・年金・健康保険・生命保険・車の保険と処分・銀行・ニフティサーブ・土地家屋・僕の遺影・・・
> などです。
> 遺言は書いていません。

 ご立派ですね。
 こういう方は、きっと丈夫で長持ちすると思います。

タイトルその後に来るもの 4
記事No1539
投稿日: 2005/01/22(Sat) 15:20
投稿者マーチャン
こんにちは

 いろいろ役所などの窓口まわりをして感じたことですがーーー

 ・まず、応対がよくなったこと

  あの悪名高い?社会保険事務所で「28番の番号札をお持ちのお客様は、3番のの窓口へお越しください」といわれたこと。
  役所でお客様って言われたのははじめてです。
  いよいよ存続の危機の崖っぷちに立たされると、お役所も頑張るのですね。
  市役所なども言葉遣いがすごく丁寧になりましたね。
  いずれ、警察でも「逮捕状とかお持ちしました。すみません、手錠とかかけさせていただいて、よろしかったでしょうか」などと言い出すかもしれません。

 ・民間企業では、合理化が進んだこと

  銀行で「ご相続の件でございますね。ではこちらへどうぞ」といわれて個室へ案内されました。そこにはテレビ電話があるのみ。

  「はい。こちら相続ご相談センターでございます。このたびはご愁傷さまです。では、机の上に書類をご覧ください」とテレビが話しかけてきます。

 相続関係の事務手続きは面倒です。
 これをこなせるスペシャリストは少ない。
 小さな支店で、お客さんが毎日、相続の手続きの見えるわけではない。センターにスペシャリストを置いておけば人件費の節約になりますね。テレビ電話の普及がこういう合理化に役立っていることを知りました。

タイトルその後に来るもの 形見分け?
記事No1541
投稿日: 2005/01/23(Sun) 08:44
投稿者マーチャン
おはようございます

 およそ「物持ち」という観念から遠かったバーチャンですが、それでも、それなりの「遺品」があります。
 大好きだった「赤ちゃん人形」などは一緒に連れて行かせましたが、まだまだいろいろあります。
 
 デイサービスなどでお世話になった「老人保健施設」へ「何かお役に立てるものはーーー」と伺いましたところ、それならば

 1.下着類、ティーシャツ・タオルの類
  (なるべく着古したもの)

 2.トレーナーなど

 3.ビニールなどのデパート、スーパーなどでくれるショッピングバッグ

 をお願いしたいーーーとのことでした。

 1.は、適当な大きさに切っておき、濡らして、電子レンジで「チン」して「お尻きれい」にするときなどに使う。もちろん「使い捨て」ですから、いくらあっても足りません。

 2.は着替えが足りなくなったときに使う。

 3.は、汚れたオムツを入れてしっかり密閉して「臭い発散防止」対策グッズとして使用する。

 我が家でも「1」と「3」は実行していましたので備蓄が結構あります。さっそくお役に立てました。

 スーツ、スカートなどはサイズの問題もあり、着て下さる方が見つかりません。(老人施設では、そもそもスーツなど着る機会があまりないのです)

 結局、購入価格の高いものは引き取り手なし、安いものと無料のものこそ貴重なのだという結論に達しました。

 オバアチャンバイバイに関することをしっつこく書きましたが、ここで筆をおかせていただきます。
 お励まし、ありがとうございました。

タイトルRE: その後に来るもの 形見分け?
記事No1542
投稿日: 2005/01/23(Sun) 21:11
投稿者季寿

マーチャンさん

連日に亘り、貴重な体験を基に参考になる事柄を書き込みいただき
有難うございました。

実家には、高齢の母もいます。
このような機会は度々あるものでもなくいざその時になると、
なかなか手際よく出来ないのが普通だと思います。

今後、大いに参考にし、役立たせたいと思います。

    季寿

タイトルRe: RE: その後に来るもの 形見分け?
記事No1543
投稿日: 2005/01/24(Mon) 09:30
投稿者マーチャン
季寿 さん、みなさん
 
> 連日に亘り、貴重な体験を基に参考になる事柄を書き込みいただき
> 有難うございました。
>
> 実家には、高齢の母もいます。
> このような機会は度々あるものでもなくいざその時になると、
> なかなか手際よく出来ないのが普通だと思います。

 縁起でもない事柄を長々と書かせていただきまして。
 でも、お読みいただきありがとうございました。

> 今後、大いに参考にし、役立たせたいと思います。

 その日の少しでも、遠からんことを祈っております。

 

タイトルその後に来るもの 相続税
記事No1549
投稿日: 2005/01/28(Fri) 17:40
投稿者マーチャン
こんばんは

 わが陋屋の相続税の心配もありました。
 亡父のときは、相続税は払わなくて済みましたが、申告用紙の作成が面倒で閉口しました。

 そこで、税務署に聞いてみました。

 「オタク、家作とかありますか」「ええっ。そんな。自分の住んでいる家だけです」
 「相続税は変わったんです。オタクの場合、基礎控除が8千万円だから。それに今は課税価格未満の人は申告不要です」といわれてやれやれです。
 あとで調べたら、現在は、相続税を払わなくてはいけない人は、全体の5%程度なのだそうです。

 でもーーー

 ーーーもろもろのゼイや社会保険料の負担が重くなり、給付が薄くなっている現在、なぜ、相続税・贈与税の負担だけが軽くなっているのでしょう?

 政治家のおっしゃる「痛みを分かち合う」というのは「貧乏人同士がキズを舐めあう」ということで「お金持ちは高みの見物をしていなさい」ということなのかしら。

 ーーーなんだか釈然としません。