みなさま：

先般、私の叔母が８７歳で心不全で急逝しました。
元気な人で独居していて、前日まで元気だったのですが、
アッと言う間もなく、天国に召されました。
それで、葬儀が終わって、親族で一息ついているところへ、
電話が掛かって来ました。

相手：…さんはご在宅でしょうか。
当方：どちらさまでしょうか？
相手：美容関係のものなのですが…。
当方：…は、一昨日、心不全で急逝したのです。
相手：エッ！、実は”かつら”をご注文頂いていて、
　　　その装着日のご予定をご相談したかったのですが…。
当方：それは初耳ですが、契約書はあるでしょうか。
相手：はい、ございます。そちら様にも控えがあるはずですが…。
当方：今までに見た範囲ではありませんが、探してみましょう。
相手：それでは、あらためてお電話させて頂きます。

最初は、最近流行の『…詐欺』の類かと思いましたが、
相手は一流企業だし、探してみると契約書も出てきました。
７０万円もするかつらを注文していたのです。
元気で、まだまだ活躍する気持ちだったのでしょうね。

それで、現在、相手方と事後処理の相談中です。
先方は、通常の解約金は５０％という契約条件だが、
事情が事情なので、解約金は３０％とし、完成済のかつらは、
納入する…との言い分です。それなりに、筋が通っているよう
に見えます。但し、よく考えてみると、契約は『装着渡し』です
から、双方のどちらにも責任がない原因で、契約の履行が
不可能になっているという状況ではないかとも思えます。
いわゆる、不可抗力条項が適用されるケースに近い？？

現在、かつら業界団体の消費生活アドバイザーに依頼して、
同種の前例の有無を調べて貰っています。前例は幾つかある
ようですが、何れも個別協議で解決されていて、裁判に
掛かった例はなく、従って判例もないような…。

まあ、こんなことも起こるのですなあ…。
間に合えば、納棺の時にかつらを装着して、天国に送るのでした
が、時既に遅く、本人は天国、かつらはこの世に別れて
しまいました。

　　　　11:45 a.m., 05/02/15(Tue) Teddy

　Teddyさん

素晴らしいお話ですね
というのはその叔母様の御元気にです
最高の死に方だと思います。
きっと今頃は天国でしょうね
全ての人の手本です
いい死に方　ＮＯ・１だと思います。
お見事です
かつらを注文していたのが特に素敵です

　　　　　　　　　　えー

> 先般、私の叔母が８７歳で心不全で急逝しました。
>

お悔やみを申し上げます。

> 当方：…は、一昨日、心不全で急逝したのです。
> 相手：エッ！、実は”かつら”をご注文頂いていて、
> 　　　その装着日のご予定をご相談したかったのですが…。
> 元気で、まだまだ活躍する気持ちだったのでしょうね。

お若い気持ちをお持ちだったことに敬意を表します。

>
> 現在、かつら業界団体の消費生活アドバイザーに依頼して、
> 同種の前例の有無を調べて貰っています。前例は幾つかある
> ようですが、何れも個別協議で解決されていて、裁判に
> 掛かった例はなく、従って判例もないような…。

かつらひとつでこんなになるなんて私には想像でき
ないことです。

>
> まあ、こんなことも起こるのですなあ…。
> 間に合えば、納棺の時にかつらを装着して、天国に送るのでした
> が、時既に遅く、本人は天国、かつらはこの世に別れて
> しまいました。

私も若いころ、友人から前髪につけるものと、かぶる
ものを頂いたことがあります。つけずに終りました。
いつまでもおしゃれをしたいと思った？　ことはいい
ことだと思います。お供えをしてあげてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　あや

Teddyさん

叔母さまが羨ましいですね。

前日まで元気だったTeddyさんの叔母さまは、有意義な毎日を過ごして
おられた事でしょうね。
高齢でありながらも、おしゃれをする気力も持ち合わせておられた
粋な生活振りが素敵です。

このような方のお話を聞くと、どうしても実家の母と比較してしまいます。
実家の母も９０歳を過ぎ、３,４年前までは、自分で買物に行ったり、
近くに住んでる叔母さんの家に話に行ったりしてましたが、
ここ最近外出をしなくなってから、俄かに足も弱くなり、痴呆が急激に
進行している様子が伺えます。
今は只、惰性で生きてるといった感じです。

誰にも迷惑をかけずに、元気なままにあの世へ旅立つ、素敵なことです。

このような死に方が出来れば最高ですね。

　　　　季寿

NHKの「生活小百科」向きのケースですね。
この場合やはりFORCE　MAJURE（不可抗力条項）が適用されるでしょう。さすればキャンセル料なし、商品は納入しない、というのが判決でしょうな。

SHIGさん、こんにちは。

> NHKの「生活小百科」向きのケースですね。

ほんとですねえ…。しかくさん、いや、にかくさんのところへ
持っていけば、飛び切りのネタになるかもですね。

> この場合やはりFORCE　MAJURE（不可抗力条項）が適用される
> でしょう。さすればキャンセル料なし、商品は納入しない、
> というのが判決でしょうな。

私も最初そう思ったのです。でも、微妙なケースのような…。
例えば、死因がインド洋大津波遭遇などでしたら、問題なく、
フォースマジュール条項適用でしょうが、病死ですからね。

しかし、先方の主張のように解約条項(cancel)適用のケースとも
違うと思うのです。それで、終結条項(terminate)適用のケース
ではないかと思っています。契約書には終結条項は記載されて
いませんから、終結条件は先方とのネゴになりますが…。

10:45 a.m., 05/02/16 (Wed) Teddy


　　　　

Teddyさん

いいお話ですね。叔母上さまの心意気に感動しました。

> ７０万円もするかつらを注文していたのです。
> 元気で、まだまだ活躍する気持ちだったのでしょうね。

そうだと思います。そのお気持ちを大事に受け留めてあげたいと
思います

> 間に合えば、納棺の時にかつらを装着して、天国に送るのでした
> が、時既に遅く、本人は天国、かつらはこの世に別れて
> しまいました。

かつらは間に合いませんでしたが、ご本人の愛着の篭もったもの
ですから、受け取った上でご遺影といっしょに飾ってあげたら天
国からさぞ喜んでくださるんじゃないでしょうか

もちろん業者とは話し合いでナン％引きの交渉の余地があると
思いますが（この点は門外漢でサッパリです；；）

老母が９８歳でグループホームにお世話になっていますが、よく
似たことがあり身につまされて読ませていただきました

　　　　　　　さんらく亭（杉本孝昭）

Teddyさん　

素晴らしい話を聞かせていただきました。
最高の生涯を終わられた叔母様は本当にお幸せでした。

なごやか