みなさん、こんにちは。

　パソコン操作中に、ドライバーやアプリケーションを繰り返しインストールしたり、またアンインストールしたりした時、次の日などにパソコンが起動しなくなったご経験はありませんか？

　そうです。これらドライバーやアプリケーション・ソフトの設定情報は、WINDOWS'95以降、システムファイルのレジストリというファイルで一元管理をしています。ソフトをインストールしたり、コントロールパネルの設定を変更したりすると、WINDOWS はレジストリの情報を書き換えてシステムの設定を変更します。

　レジストリの内容の変更はレジストリ・エディタを起動して行いますが、不適切な書き直しをすると、それこそパソコンが起動しなくなります。パワーユーザーでもない限りレジストリの変更はご法度ということです。

　パソコンの電源を入れてもWINDOWS は立ち上がらず立往生、メーカーにヘルプを入れても埒が明かない。“えぇ〜い面倒だ！ WINDOWSの再インストールだぁ！”と決意をされているアナタ・・・ちょっとその前にトライして貰いたいことがあります。

　パソコンのスイッチを入れてから、BIOSによるメモリなどデバイスのチェックが終わった瞬間、Ctrlキーを押したままにすると“Microsoft Windows '98 Startup Menu”が立ち上がります。このCtrlキーを押すタイミングは、スイッチＯＮから５秒〜10秒経った後くらいです。パソコンによっても違いますが。

　この“Startup Menu”の中から“Command prompt only”を↓キーで選択して文字を反転文字にして Enterキーを押します。するとパソコンは、Config.sys, Autoexec.bat を実行して、C:\> という形(コマンド待ち)で止まります。

　ここで、C:\> に続けて、scanreg(半角空け)/restore とキーボードから入力して Enterキーを押します。するとパソコンはレジストリ・チェッカーというソフトを働かせて最終的に以下のような表示が出る筈です。

　　　　xx/xx/xx 未起動　　　rb004.cab
xx/xx/xx 起動済み　　rb003.cab
xx/xx/xx 起動済み rb002.cab

この中から“起動済み”であって、日付が一番最近のものを↓キーで選択してＲキーを押します。レジストリ・チェッカーがこのバックアップ・ファイルをレジストリ・ファイルにコピーをしてレジストリ・ファイルの復元をやって呉れます。

　あと“エラーがなくなった”旨のメッセージが出るので、Enterキーを押しパソコンを再起動します。これでパソコンが上手く立ち上がったら万々歳ですね。


　　　　　　　　10:17 PM　01/06/30(Sat)　岡部の(小澤治)