著者井上毅一は福島医大卒の温泉療法医 医学博士(東京大学)
・全国に増えている、天然温泉という名の”循環湯”に要注意 ・脱衣所にある「温泉成分表」のココをチェックしよう ・有名温泉だから”本物”とは限らない ・その温泉が本物かどうか見分ける七つのポイント ・症状別、あなたに合った”いい温泉”の選び方
秘湯、入浴剤を入れていた有名温泉など、宣伝広告に欺されてきた観光客が少なくないから。
温度はその温泉が沸かし湯かどうか判断する重要な手がかりになる。 ふつうは温泉の湧出口と、その施設の浴槽内のお湯の温度が記載されている。
天然温泉の条件である「かけ流し」ができるのは、湧出量が最低でも毎分100リットルないと無理だと言われている。
温泉分析書の日付に注目したい。 70年以上も前の成分分析が今も通用するという保証はない。
本物の温泉の特徴 ・浴槽の縁からつねにお湯があふれ出て、浴槽内の床がいつもぬれている。 ・浴槽内に排水口がない。 ・浴槽内に流れ込む湯量と、流れ出る湯量の差がない。
一般に、一回の入浴時間は約10〜15分程度が基本 一日一回から二回で十分である。 湯治を目的にするなら二週間以上の滞在が望ましいが この忙しい世の中、せいぜい、一泊か二、三泊であろう。
この本には アルカリ性温泉に入ると肌がぬるぬるする、酸性温泉に入るとピリッと肌に刺すような刺激を感じるとか 運動直後の入浴は控えるべきとか 入浴後に水分を補給すること(ビールを飲んだら水も必要)とか 朝飯前の湯(午前6〜8時)がいい などが書いてあるが 詳しく知りたい方は、この本を読んでください。
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