男爵 さん、みなさん、こんばんは。
サンケイは一面で「闘牛は文化か動物虐待か」と大見出しで1ページを当てていました。
フランスのアルルやニームでまだ闘牛を続けているフランスでは、ショックを隠せないようです。スペインはカタルーニアの条例が可決されるとすぐ、新聞紙上に『フランスでも禁止すべきか』というアンケートが載り、結果は禁止すべきが57,18%、すべきでないが42.82%で、前者が後者を約14%上回っていました。
しかしニームには闘牛の長い伝統があり、ニーム市は今回の禁止条例にこと寄せて、声明を発しています。その中で闘牛は、地中海世界に長の年月受け継がれた文化である。こういうものを権力で禁止するのは間違っている、など述べています。★またサッカーなどが優遇され、闘牛が冷や飯を食わされるのは、マッタクもって不公平であるともいっています。
ニーム市当局は、上述したように声明をだし、闘牛は文化であると叫んでいますが、アンケートでは上述の結果が出ています。さらにフランスには、動物愛護で有名なB.B.ことブリジッド・バルドーという、コワ〜イおばんさんががいます。
ニーム市のアレーナは、その売り上げに対し、19.6%という重い消費税を課され、観覧料も、1席21ユーロと云う格安値段でやっているが、ほかのアレーナや劇場で、果たしてこんな料金でやっているところがあるか、そのうえ市は年間35万ユーロにも上る課徴金を取り立てているなど不満を述べています。
一方、サッカークラブは逆に、市から色々な形で助成金を受け、そのうえチケットまで買ってもらっている。
そこで一部マスコミのいうように、世の中にあわせろというなら、何処から見ても公平にやって貰いたい紋だと、憤慨しています。
椰子の木につながれたワニと云う一風変わった市章をもち、デニム発祥の地ニーム市では、9月の16、17、18の3日間、闘牛興行を敢行する模様なので、南仏方面に旅行される方は、かの地のアレーナを訪れてみてはいかが?ひょっとすると、それが見納めになるかも。
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