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[No.15591] こういう男とつきあってはいけない 投稿者:男爵  投稿日:2010/08/03(Tue) 07:11
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ストーカーの被害に遭わないために、ストーカーになりそうな男の見分け方です。
といっても、女のストーカーもあるのですが(女のストーカーもこわいそうですよ)。

著者の小早川明子も実はストーカーになったことがあるという。
彼女は大学生の時、同じ大学の恋人がいた。彼とは既に三年間つきあっていた。
彼らの関係は当然、周知の事実として友人たちからも認められていた。
二人の関係は安定していたし、よもや別れることになろうとは著者も考えていなかった。

大学四年生のとき、教育実習のため郷里の愛知に行って
二週間後に東京に戻ってみると、彼は著者のことを待っていたどころか
著者が親友だと思っていたK子とすっかり親しくなっていた。
怒った著者は、彼を問いつめたが、彼の口からはなかなか納得できるような説明が出てこない。
著者は自分がなぜ恋人から捨てられたのか、その疑問を解決し、なんとか納得したい思いでいっぱいとなり
彼の行く先々について回り、彼を問いつめようとした。
これはまったく嫌がらせであり、ストーカー行為だった。
(どうせ離れていく相手なら、追いかけるのは逆効果。むしろ去った者はあきらめて新しい人生をいくのがよいのだが)

ほんとうのところは彼としては、公認会計士の資格を取るため勉強する間、彼女にも東京で就職先を見つけて、そばにいてほしかったのだ。それに対して著者は、彼が国家試験に合格するまでは、郷里に帰って教師をしていればいいと考えていた。著者としては遠距離恋愛でもかまわないと思っていたのが、男の方はそうでなかった。
(ここらの考え方は個々によって違う。他人のとる方法と当事者の選択した方法が違ってもよい。要は当事者二人の考えていることが一致していれば苦労の数年は問題にならないはず。このケースでは二人の間に生活観・価値観の相違が次第に出てきたということか。)

著者はここで、重要なことは二つあるという。一つは、別れる相手に対して十分に納得させるだけの説明が必要であるということ。もう一つは、この著者のような人間でもきっかけさえあれば容易にストーカーに変身してしまうということである。
この著者は後に、ゲシュタルト・セラピストとなる。

ストーカー男を見分ける五カ条
・人の好き嫌いが極端である。
・ナルシストである。
・すべてを人のせいにする。
・相手を支配し、過剰に干渉する。
・見捨てられることに異常なほど恐怖心を持っている。

ストーカー被害に遭う女性のタイプ
・母性的な感性を持っている。
・人に対して同情や共感をしやすい。
・責任が強く、人の面倒を見ることや人に尽くすことを厭わない。
・自分に対して罪の意識を持ちやすく、他人は許そうとする。
・我慢強く、自分は犠牲になることが多い。

上手に別れる方法
・相手が好まないタイプの女性に自分を演出する。
・別れる遺志を明確に伝える。
・交際中に借りたもの、もらったものは返す。
・できる限り個人情報は隠す(新しい電話とか住所は隠すし、新しい恋人ができたらゼッタイ秘密にする)。

この本ではいろいろな事例紹介があったが、以下に述べる暴力団が絡んだ死傷事件は例外的に特別なケースであったが悲惨な例である。

埼玉県稲川市で、女子大生二年Iさんが元暴力団員T容疑者に刺し殺されたのは、
Iさんと交際をめぐってトラブルになった元風俗店経営者Kの兄(元東京消防庁消防士)Y容疑者が、T容疑者ら三人に金を渡して殺害を依頼したのであった。
Iさんから別れ話を持ち出された元経営者KはIさん宅を訪れ、それまでプレゼントした品物の代金500万円の返済を請求。Iさん側は品物を返したが、それ以後、中傷文書を張り出されるなどの被害が相次いだ。
後にストーカー規制法が制定されるきっかけにもなったこの事件は、当初通り魔の犯行かと思わせるものであった。
ところが、その後の捜査で明らかになったのは、被害者のIさんが、以前につきあっていた男Kから執拗なストーカー行為を受けていたことであった。

Iさんのような堅気の、しかも女子大生がキャバクラであれ何であれ
水商売をするのは慎んだ方がいい。
月並みな忠告のようになってしまうが、思わぬことから裏の世界に引き込まれると、後戻りするのは容易ではないということを、この事件は教えてくれる。
若者は「人に迷惑をかけなれれば、何をしてもいい」と考えがちだが、それは大きな間違いであることを、この事件は示しているのではないか。
もうひとつ
警察はこの事件でやり玉にあげられたが、それとは別に、私たちも警察の利用法を知っておくべきことであるということは教訓にしてよい。
Iさんの家族は地元署に行ってしまったが、加害者をよく知る所轄署に訴え出ていたらということはすでに述べたとおりである。
警察に訴えて攻撃を止めさせたいのならば、身近な警察署ではなく、敵のことに通じている所轄署を選ぶ方が効果を上げる可能性があるということは、
これからストーカー問題に備えるうえで知っておいても損はないことだと思う。

著者とカウンセラー医師との対談
ストーカーには東大出の加害者が多い。(実はカウンセラー医師も東大卒)
インターネットで「会ってくれなければ、私は死ぬ」と書き続ける。
東大生は過保護で育てられてるから気が弱い。
  ストーカーにはいくつかのタイプがあるが、専門すぎるし長くなるので省略。